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テクノロジー・ジョイント株式会社(TJC)は12日、独のソフト開発企業、MainConceptとの総代理店契約締結を発表した。国内販売の第1弾として、ビデオ編集ソフト「Easy Video Editing(EVE)」を12月中にOEM販売する。価格は未定。OSはWindows 98 SE/Me/2000/XPに対応する。TJC子会社のエルザジャパン製品へのバンドルも12月中に予定している。 MainConceptは、動画編集ソフト、コーデックなどの開発・販売を行なう独アーヘンの企業。同社のMPEG-2コーデックは、Premiereシリーズ初のMPEG-2エンコーダ搭載版「Premiere 6.5」でも採用実績がある。'93年にAmiga用ソフトの開発でスタートし、DVコーデック、MotionDVコーデック、MPEGコーデックなどをリリースし、急成長を遂げているという。 国内では、OEM販売およびエルザ製品へのバンドルを通じて展開する。OEM先は、パソコンメーカー、DVDメーカー、ゲームメーカー、グラフィックカードメーカーなど。2003年度はグラフィックカードなどとのセット販売を計画。新設するTJC Asia Pacificを足がかりにし、台湾をはじめとした海外市場へも展開する。2003年に3億円、2005年に50億円の売上を目指している。 EVEは、ストーリーボードとタイムラインを切り替え可能なビデオ編集ソフト。エフェクトなどのリアルタイムレンダリングにも対応し、同社のコーデック技術が投入されている。米で販売中の「Dazzle MovieStar 5」と、仕様はほぼ同じ。
またEVE以外にも、プロ向けビデオ編集ソフト「MainActor v5」、「MPEG Encoder」の国内販売がアナウンスされた。現在、MainConceptの日本語版サイトで、EVE、MainActor v5、MPEG Encoderのデモ版のダウンロードできる。 MPEG Encoderは2003年1月の発売を予定。ソフトウェアエンコーダとしては「業界最速で最高水準のクオリティ」としており、「Premiere搭載のものと若干異なるが、ベースは同じ」(エルザジャパン 根本真史社長)だという。MICROMV形式の入力や、Hyper-Threadingもサポートする。
TJCの鉛谷貞次郎社長は、「TJCはCADでスタートした会社だが、現在はMPEGなどグラフィックにフォーカスしている。そのため、Codecを要素技術とし、ローエンドからハイエンドまでをカバーしているMainConceptに興味を持った」と解説。また、「(MainConceptの)Markus CEOは極めて素直な技術屋さん。製品にも人柄が出ていると思う」と、関係の良好さをアピールした。 MainConceptのCEO、Markus Moening氏は、EVEを「革新的なインターフェイスとハイクオリティなコーデックが売り。スピーディでスマートなレンダリングを実現する」と紹介した。今後はDV用リアルタイムエフェクトエンジン、DVDオーサリングソフト、テレビキャプチャソフトなどのリリースを考えているという。
□MainConceptのホームページ (2002年12月12日) [AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]
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