アドビシステムズ株式会社は、MPEGエンコーダが付属したビデオ編集ソフト「Premiere 6.5日本語版」を10月下旬に発売する。価格は、通常版が69,500円、アップグレード版が19,500円、アカデミック版が33,000円。Windows版とMacintosh版を用意し、対応OSはWindows 98 SE/Me/2000/XP、Mac OS 9.2.2/X 10.1.3となっている。
Premiere 6.5の発売に伴い、「Digital Video Collection 日本語版」も新パッケージとなる。Premiere 6.5の追加により、Windows XPとMac OS Xに完全対応した。セット内容は、「Premiere 6.5」、「After Effects 5.5」、「Illustrator 10」、「Photoshop 7.0」(すべて日本語版)。価格は、通常版が198,000円、アカデミック版が64,800円。 6.5では、エフェクト、タイトル、トランジションなどでリアルタイムプレビューが行なえるようになった。推奨CPUは、Pentium 4またはマルチプロセッサ環境、Power PC G3、G4またはG4デュアルプロセッサ。さらに、Macintosh版のみ外部NTSCモニタでもプレビューを表示できる。 さらに、Windows版のみ「Adobe MPEG Encoder」が付属する。タイムラインから直接MPEGファイルを出力できるようになり、オーサリングソフトとして「DVD it! LE」も添付される。DVD it! LEへは「書き出し後DVD it!を起動」などのオプションを選択することでファイルを送ることが可能。なおMacintosh版は「iDVD」、または「DVD Studio」と連携できる。
オーディオ機能としては、Windows版にDirectXプラグインの「TC reverb」、「TC EQ」、「TC Dynamics」が装備された。また、WMAをネイティブサポートし、音楽CDからの読み込みにも対応。WMA 9の上位互換も考慮されているという。
一方、Macintosh版にはVSTプラグインの「Spark LE」が搭載され、2トラックオーディオのリアルタイム処理が可能になった。8~32bit、最大192kHzの処理が可能で、ASIOもサポートする。
また、「ブレンド」、「ブラー(チャネル)」、「ブラー(方向)」、「カラーカーブ」、「稲妻」といったAfter Effectsのエフェクトフィルターを使用可能になった。さらに、インストール済みのAfter Effectsのプラグインエフェクトを、Premiere 6.5で共用する機能も追加されている。 対応ハードも増えている。新たにソニーの業務用HDDビデオレコーダ「DSR-DU1」をサポートした。パソコンに接続した状態で使用すると、直接フッテージとして扱えるようになり、キャプチャ工程を省くことができる。 なお、auの「ムービーケータイ」向け動画コンテンツの直接出力を可能にするPremiere用プラグイン「ezmovie作成ソフトLite Ver.1.40 for Adobe Premiere」も公開される。KDDI株式会社のサイトで無償ダウンロードが行われる予定。Premiereで作成した動画を「ezmovie」用フォーマットに最適化するもので、転送制限、再生可能回数、有効年月日、有効期間などの指定も行なえる。対応OSは、Windows 98 SE/Me/2000/XP。Premiereは5.1以降で動作するが、LE版には対応していない。 ※掲載画面はβ版のものです。
□アドビのホームページ (2002年9月26日) [orimoto@impress.co.jp] |
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