◇ 最新ニュース ◇
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【Watch記事検索】
JEITA、2003年の民生用工業生産を3.8%増と予測
―PDP、液晶テレビ、DVD関連が堅調


12月19日発表


 社団法人 電子情報技術産業会(JEITA)は19日、2002年および2003年における国内電子工業生産の見通しを発表した。2003年の電子工業全体の生産額は、民生用電子機器と産業用電子機器が貢献し、前年比103.6%の20兆139億円にプラスへ転換。民生用電子機器は同103.8%の1兆9,573億円の微増を予測している。

電子工業生産金額推移(電子情報技術産業協会)
 発表によると、2002年の生産実績は、民生用が前年比100.5%の1兆8,853億円、産業用が同83.8%の8兆7,147億円、電子部品・デバイスが同98.6%の8兆7,222億円と予測され、電子工業全体では同91.5%の19兆3,221億円になる見通し。'90年以降では最低水準としている。

 前年実績を下回った要因としては、株価低迷、米経済の不透明感、海外生産の進展、民間設備投資や個人消費の低迷を挙げている。特に、パソコンや携帯電話の需要不振からくる、半導体集積回路の伸び悩みが大きい。ただし、下半期からは「外需をはじめ、徐々に回復の兆しが見え始めた」とし、特に電子部品・デバイスの回復基調を強調している。

 2003年の民生用電子機器は、PDP、液晶テレビ、DVD、デジタルカメラなどが堅調に伸びるものの、音響機器などの従来型AV機器では海外生産比率が一層高まると予測。このため、2002年同様、前年比103.8%の1兆9,573億円の微増にとどまるとしている。

 産業用電子機器では、カメラ付きや第3世代機への買い替え需要により携帯電話が微増、パソコンも2002年下半期からの回復基調により微増するとし、2003年は同102.0%、8兆8,871億円で推移。電子部品・デバイスは、主に産業用電子機器の需要増を受け、同105.1%、9兆1,695億円と、3年ぶりに回復する見通し。

□JEITAのホームページ
http://www.jeita.or.jp/
□ニュースリリース
http://www.jeita.or.jp/japanese/press/2002/1219/
□関連記事
【11月29日】JEITA、10月の電子機器国内出荷を発表
―PDP、DVDプレーヤーなどが続伸、4カ月連続で上昇
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20021129/jeita.htm

(2002年12月20日)

[AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]


00
00  AV Watchホームページ  00
00

Copyright (c) 2002 Impress Corporation All rights reserved.