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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)は、2002年11月における民生用電子機器の国内出荷実績(速報値)を発表した。民生用電子機器全体の出荷金額は、前年比106.5%の2,027億円となり、5カ月連続で上昇した。
増加した品目は、PDP、液晶カラーテレビ、DVDビデオ、ビデオプロジェクションなど。分野別の金額では、新製品が相次いだ映像関連が同112.0%と8カ月連続で上昇した。音響関連は同84.9%にとどまり、2000年3月からマイナスで推移した。カーAVCは、カーナビゲーションシステム、カーカラーテレビが月次で最高出荷台数となり、同106.9%の3カ月連続のプラスとなった。 PDPは前年同月比228.8%、過去最高の28,000台を出荷した。液晶カラーテレビも同202.0%と好調で、月次で初めて10万台を超えた。同協会では要因の1つとして、「10型以上の新機種投入が相次いだため」としている。なお、カラーテレビ全体(カラーテレビ計+液晶カラーテレビ+PDP)に対する台数構成比は、液晶カラーテレビが11.6%(金額ベースで18.2%)、PDPが3.0%(同25.8%)となっている。 カラーテレビは6カ月連続のマイナスとなり、30型以上も同80.7%と減少している。なお、BSデジタルテレビ、BSデジタルチューナ、BSデジタルチューナ付きPDPを合わせたBSデジタル関連機器は、発売当初からの累計が165万8,000台となった。
DVDビデオは、同165.5%、月次で過去最高の37万9,000台で推移した。ビデオプロジェクションは同147.7%と続伸。前月まで堅調に推移していたビデオ一体型カメラは、同97.3%と減少した。音響機器では、MDが録再機、再生専用型ともに好調で、全体では同125.3%と大幅に上昇した。 なお、同協会では、2002年10月の電子工業生産も発表している。それによると、2002年10月の民生用電子機器の生産実績は、映像機器が前年同月比113.5%の1,672億4,200万円、音声機器が同96.7%の357億1,200万円となった。
□JEITAのホームページ (2002年12月27日) [orimoto@impress.co.jp]
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