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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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■KiSSのDivX対応DVDプレーヤーにEthernetモデル
DivX対応DVDプレーヤー「DP-450」を発売しているKiSS Technologyは、Ethernet搭載モデル「DP-500」を展示している。既に発売を開始しており、価格は約350ドル。 「DP-500」は、PC側で接続ソフトを利用することで、Ethernetを介してPC上のオーディオ/ビデオコンテンツをプレーヤー側で操作可能にするもの。MPEG-1/2、DivXなどのビデオファイルや、MP3やWAVEといったオーディオファイルの再生が可能。また、高速回線であればインターネットラジオなどのストリームを楽しむことができるという。そのほかの仕様は「DP-450」と同等。
アンプ内蔵型の「DP-470」も第2四半期より発売され、価格は約400ドル。DP-450をベースに50W×6chのアンプを内蔵し、スピーカーと組み合わせることで、「DP-470」だけでドルビーデジタルやDTSといったサラウンド環境を実現できる。また、FM/AMチューナも搭載している。 なお、実機の展示は行なっていないが、80GB HDD搭載モデル「DP-600」を第2四半期に発売する予定という。価格は未定。 ■ CESで目を引いたHDDレコーダ付きDVDプレーヤー
今回のCESで興味を引いたのが、HDDレコーダーとDVDプレーヤーを組み合わせた製品。Samsung、Zenith、APEX、Polaroidといったメーカーが製品を展示している。 DVD/HDDハイブリッド型や単機能HDDレコーダ、またはDVD/VHSレコーダは以前よりあったが、HDDレコーダ付きのDVDプレーヤーというのは、今まであまりなかった。 SamsungのDVD-HD40Eは、40GBのHDDを搭載し、DVDプレーヤー部はプログレッシブ出力に対応する。レコーダ部はアナログTVチューナを搭載し、タイムシフト視聴などにも対応。また、MP3ジュークボックス機能やフォトアルバム機能も備えている。価格は未定。本体サイズは430×360×70mm、重量は4.5kg。 Samsungは価格を公表していないが、ほぼ同等の仕様のAPEXの「ADR-1000」が500ドル台、Zenithの「XBH-312」は500ドルといったレンジになっており、低価格化の進むDVDレコーダに比べてもやや安くなりそうだ。市場に受け入れられるかどうかはまだ未知数だが、今後注目される製品ジャンルだと思われる。
なお、Cirrus Logicは8日に、HDDレコーダ付きDVDプレーヤーのリファレンスデザインを公開しており、同社のプライベートショーでは、Samsungの「DVD-HD40E」もその一例として紹介されている。このあたりの動きがこうした機器の急速な増加を促していると思われる。 ■ DVDレコーダの低価格化傾向が顕著に
今回のCESで、松下電器の「DMR-E50」やSamsungの「DVD-R4000」など新製品が多く発表されたDVDレコーダ。新規参入メーカーの増加も目立つほか、低価格化傾向も顕著となってきているなど、市場の拡大を予感させる。 松下電器のDVD-RAM/Rレコーダ「DMR-E50」が約600ドルで3月に発売予定のほか、ZenithのDVD-R/RWレコーダ「 Philpsが昨年11月にDVD+R/RWレコーダのリファレンスデザインを、Cirrus Logicも8日に、DVD+RW/Rのリファレンスデザインを公開しており、同デザインをベースにすれば、3月に実売500ドルのレコーダを出せるとアピールしている。こうした動きが低価格化競争に拍車をかけていくことは確実だ。
□2003 International CESのホームページ(英文) (2003年1月13日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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