クリエイティブ、ブレイクアウトボックスを備えたAudigy2 －ADCの外部化によりノイズを低減

Sound Blaster Audigy2 Platinum eX

1月下旬発売 標準価格：38,800円 連絡先：クリエイティブメディア 　　　　　Tel.03-3256-5577

　クリエイティブメディア株式会社は、PCIカードと外付けのブレイクアウトボックスから構成されるサウンドカード「Sound Blaster Audigy2 Platinum eX」を1月下旬より発売する。価格は38,800円。対応OSはWindows 98 SE/Me/2000/XP。赤外線リモコンも付属する。

PCIカードからADCと入力端子が省かれた

　同社のサウンドカード「Audigy2」シリーズの最上位モデルとなる製品。従来PCIカード基板上にあったADコンバータとオーディオ入力、デジタル出力を、PC内のノイズを受けないブレイクアウトボックス側に移すことで低ノイズ化を実現したという。

　24bit/192kHz DACを搭載し、S/N比は106dB。従来モデルと同様に、24bit/192kHz(ステレオ)、24bit/96kHz(5.1ch)のDVDオーディオ再生をサポートする(Windows 2000/XPのみ)。再生サンプリングレートは、8/11.025/16/22.05/24/32/44.1/48/96kHz(6.1ch時)/192kHz(2ch)。レコーディング時は8/11.025/16/22.05/24/32/44.1/48/96kHzで、量子化ビット数は8/16/24bit。44.1/48/96kHzのデジタル出力や、24bit/96kHzのデジタル入力、ASIO 2.0サウンドドライバもサポートする。

パッケージ

　サラウンドフォーマットは、THX認定を取得しているほか、ドルビーデジタル EXに対応。また、独自のバーチャルサラウンド技術「CMSS 3Dテクノロジー」によりステレオ音源を6.1ch化することもできる。EAX/EAX ADVANCED HDのハードウェアアクセラレーションにも対応する。

　PCIカードと、ブレイクアウトボックスは、「AD_LINK 1」、「AD_LINK 2」と呼ばれる専用コネクタで接続。PCIカードには、電源供給用のコネクタを搭載している。インターフェイスはPCIカード側がライン出力(ステレオミニ)×3(6.1ch×1)、ブレイクアウトボックスは、SB1394(IEEE 1394)×2と、ライン入力×3(標準ステレオ×2、RCA×1。ステレオ1系統はマイク入力と共有)、同軸デジタル入出力、光デジタル入出力、MIDI入出力、デジタルDIN出力(Inspire 5.1 Digital 5600/5700用)などを装備する。

PCIカードのインターフェイス。ブレイクアウトボックス接続のために中央に「AD_LINK 1」、右側にIEEE 1394に良く似た「AD_LINK 2」端子を装備	ブレイクアウトボックス前面	ブレイクアウトボックス背面

　プレーヤーソフト「Creative Media Source Player」では、DVDオーディオの再生やMP3ファイル作成、CD-R作成などが可能。また、シーケンスソフト/波形編集ソフトの「Cubasis VST 4.0 Creative Edition + Wavelab Lite 2.0(英語版)」や、オーディオ編集ソフト「ACID Style DJ 3.0」、DJソフト「Traktor DJ Creative Edition」、EAX ADVANCEDHD対応ゲーム「Soldier of Fortune II: Double Helix」、「Hitman 2: Silent Assassin」なども同梱される。

□クリエイティブメディアのホームページ
http://japan.creative.com/
□ニュースリリース
http://japan.creative.com/company/press/2003/030120-audigy2ex.asp
□関連記事
【2002年9月24日】クリエイティブ、THX認定を取得した「Sound Blaster Audigy 2」
--ドルビーデジタル EXやDVDオーディオの再生にも対応
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20020924/creative.htm

(2003年1月20日)

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]

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