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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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株式会社日立製作所は、松下電器産業と共同開発した、DVDカムの新モデル「DZ-MV350」と「DZ-MV380」を3月8日より順次発売する。「DVDカム WOOO」というシリーズ名で展開され、68万画素CCDを搭載した「MV350」が3月8日から、102万画素CCDを搭載した「MV380」が5月10日から発売される。 価格はともにオープンプライスで、店頭予想価格は「MV350」12万円前後、「MV380」が14万円前後の見込み。両機種とも、ACアダプタ、バッテリパック(DZ-BP14SJ)、ワイヤレスリモコンなどを同梱したオールインワンパッケージとなっている。
8cmDVD-RAMディスク/DVD-Rディスクをメディアに採用したDVDカムの新モデル。従来モデルでは角型カートリッジを採用していたが、WOOOシリーズでは、角が削られた丸型ホルダータイプのメディアを採用している。このメディア変更により本体の小型化が可能になったという。 メディアは、DVD-RAMディスク「DRMH60.1P」、DVD-Rディスク「DRH30.1P」が用意されている。価格はともにオープンプライスで、店頭予想価格はDVD-RAMが2,000円前後、DVD-Rが1,000円弱の見込み。 なお、カートリッジが異なるため、従来製品では新メディアを利用できないほか、新製品でも従来のメディアを利用できない。ただ、カートリッジ内のディスク自体は同等のため、カートリッジをそれぞれに適したものに交換すれば、カメラ/メディアの新旧を問わず利用可能だ。カートリッジはDVD-RAMとDVD-Rで共通のものを採用している。
専用設計の光ピックアップや、BGAパッケージの採用などにより小型/薄型化した「DVDカムドライブ」や、高密度実装基板や構成部品の小型化により、本体の小型、軽量化を実現。「MV350」の本体サイズは57×134×89mm、本体重量は約480g(従来モデル「MZ-MV250」は、82×143×101mm、約670g)。 「MV350」、「MV380」の違いは、搭載CCD/レンズと、アクセサリーシューの有無(MV380のみ搭載)、外形寸法/重量など。 MV350は、1/4型68万画素CCD(有効画素:動画/静止画記録時 約34万画素)を搭載し、レンズは、光学10倍ズーム(35mm換算:約40.9~409mm)、F1.8~2.5。 MV380は、1/3.8型102万画素CCD(有効画素:動画記録時 約40万画素、静止画記録時約96万画素)を搭載し、レンズは、光学10倍ズーム(35mm換算:約53.4~534mm/動画、34.3~343mm/静止画)、F1.8~2.4。
DVD-RAMへの記録フォーマットはVR形式。録画モードは、CBRの「FINE」、「STD」のほか、VBRの「XTRA」を備えている。ディスクのA面、B面の切り替えは、手動で行なう。 DVD-Rへの記録はDVDビデオ形式。録画モードはCBRのみで、音声をMPEG Audio Layer-2で記録する「FINE」と「STD」、リニアPCMで記録する「LPCM」の3種類が用意される。 なお、DVDビデオ規格では、MPEG Audio Layer-2はオプションとなっており、「FINE」と「STD」モードで録画すると、DVDプレーヤーによって再生できない可能性がある。 独自のMPEG-2/JPEGコーデックチップ「DVDカムエンジン」を搭載。新設計のCNR(Chroma Noise Reducer)により色S/N比を向上させたほか、動き適応型FNR(Frame Noise Reducer)やCCDの画素信号を補正するCCM(Corrective Coefficient Multiplying Method)フィルタなどの採用により、高画質化を実現したという。 DVD-RAMへの静止画記録のほか、新たにSDメモリーカードへの静止画記録に対応した。記録モードは[FINE]、[NORM]、[ECO]の3モードが用意される。 液晶モニタは12万画素2.5型TFT。再生機能として、映像の冒頭最大12シーンを表示できる「ディスクナビゲーション機能」を装備。さらに、分割、削除、フェード効果などの編集機能も備えている。また、本体にはアナログ外部入力も備えており、アナログソースをDVD-Rや、DVD-RAMにダビングすることもできる。 パソコンとの連携は、USB 2.0端子で行なう。DVD-MovieAlbum SE 3やMyDVD、ドライバなどが同梱されたPC編集キットが付属する。バッテリは、リチウムイオンで、付属バッテリ「DZ-BP145J」利用時の連続駆動時間は、「MV350」が145分、「MV380」が135分。
発表会では、同社ユビキタスプラットフォームグループ デジタルメディア事業部 ブロードバンド機器本部 担当本部長の萩本教夫氏が同社の「WOOO戦略」について語った。 TVはブラウン管からフラットパネルへ、保存メディアはテープからDVDへの移行すると述べ、「それらの高画質な動画に向けた製品を“WOOO”シリーズとして、統一したブランド展開を図り、付加価値を訴求。世の中のユビキタス化、IT化に応えていく」と説明した。
□日立製作所のホームページ (2003年2月19日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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