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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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日本電算機株式会社(JCC)は、アナログBSチューナやMPEG-4変換機能などを搭載したHDD+DVD-R/RWドライブ搭載AVサーバー「iBOXブロードメディアサーバ F」を3月21日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は17万円弱程度と見られる。 生産台数は年間5万台を予定。販売はビックピーカン(新宿、有楽町店のみ)や、ヤマダ電機の一部の店舗(20数店舗)で行なう。 iBOXブロードメディアサーバ Fは、80GB HDDとDVD-R/RWドライブを搭載したAVサーバー。2002年7月発売の「iBOXサーバー」の流れを汲む製品で、2002年12月発売の「iBOXサーバ iS3」の上位モデルとなる。外形寸法は430×357×79mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約7kg。カラーもシルバーに変更された。 本体デザイン以外の変更点は、アナログBSチューナ、MPEG-2からMPEG-4への変換機能、動画編集機能、録画・予約操作履歴機能などの追加。また、IEEE 802.11g対応のアクセスポイント「airBOX」(19,800円)と、クライアントカード「airCARD」(6,980円)をオプションで用意した。なお、従来シリーズから利用できたワイヤレスキーボードも新型となり、録画・再生操作などをキーボードから行なえるようになった。価格は9,800円。
石井孝利社長によると、BSアナログチューナの搭載は、年間300放送という大リーグ中継を視野に入れたもの。「松井秀喜選手のヤンキース入りに伴い、普段野球を見ない人でも熱中するケースが多くなるだろう」と予測し、今回のBSアナログチューナの搭載を「絶好のタイミングになった」としている。 また、旧機種からメニュー画面などのインターフェイスが変化された。ただし、8/4/2Mbpsの記録ビットレート、独自のEPG「Bepg」、ビデオモードだけに対応するDVD-R/RWへの書き込みなど、基本的な仕様はiS3を踏襲している。 動画編集機能は、イン点、アウト点を指定しての部分削除などが可能。編集した番組をDVD-R/RWにコピーできる。番組を録画しながらの編集にも対応。そのほか、ボタン1つで同社制作のホームページリンク集「チャンネル1」に移動する機能や、録画可能な残り時間が5時間をきると30分起きにメッセージを表示する「オーバーフローボイスメッセージ」などを追加している。なお、従来機種については、ダウンロードによるバージョンアップを予定している。
Bepgには、BSアナログとCSの番組情報を追加。また、新機能として「番組名録画予約」を搭載した。 テレビ局などが配信する番組情報では、定期的に放送される同一番組だとしても、放送日によって番組名が省略されるケースや、変更している場合が多い。また曜日によっては、放送時間が異なることもある。たとえば、同じ「ニュースジャパン」でも、「LIVE2003ニュースジャパン」、「ニュースJAPAN」、「ニュース」などのパターンが出てくる。このため、従来のEPGでは毎日、毎週の予約に対応できないケースがあった。 これを防ぐため、「番組名録画」には省略や変形した番組名を正規表現などで拾い出し、正しい名前に置換してピックアップする。「ニュースジャパン」を選べば、上記のすべての番組名を録画できるという。 発表会では、セキュリティ機器やホスピタリティ機器を無線LANでiBOXサーバFに接続し、監視ビデオカメラサーバとして使う構想も発表された。携帯電話やPCなどからの遠隔操作も考えており、現在、いくつかのセキュリティ企業と交渉段階にある。また、自社でシステムを一括提供する案もあるという。
また、7月にはiBOXサーバシリーズを使った番組予約調査をビジネスとして展開する予定。iBOXサーバでの録画予約数、録画実行率、再生率などを自動的に収集・集計し、顧客にフィードバックする。 なお、従来機は併売され、iBOXサーバFはシリーズのフラッグシップという位置付けになる。iBOXサーバーシリーズの累計販売台数は1万台としている。
□日本電算機(JCC)のホームページ (2003年3月4日) [AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]
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