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ロキシオ、「Easy CD & DVD Creator 6」を4月11日に発売
―DVDオーサリングや画像管理などを加えた統合型ソフトに


4月11日発売

標準価格:「通常版」12,800円
       「アップグレード版」9,800円

連絡先:カスタマーサポートセンター
   Tel.03-5977-7051


 ロキシオ・ジャパン株式会社は、CD-R/RWとDVDライティングソフトに、DVDオーサリング機能や音楽、画像データの管理機能を加えた統合型ソフト「Easy CD & DVD Creator 6 The Digital Media Suite」を4月11日に発売する。価格は通常版が12,800円、アップグレード版が9,800円。対応OSはWindows 98 SE/Me/2000/XP。

 「Easy CD & DVD Creator」の最新版となるバージョン6.0は、ディスクのライティング機能だけでなく、DVDオーサリング、オーディオプレーヤー、画像管理ソフトなどを追加した統合型ライティングソフト。そのため、「The Digital Media Suite」という新しい名称が追加され、今までの「Easy CD & DVD Creator」というソフト名は、今後何度かのバージョンアップを経て「Digital Media Suite」の中に取り込まれる予定。

 大きく分けて「DVD Builder」、「PhotoSuite」、「AudioCentral」、「Creator Classic」、「Disc Copier」、「Drag-to-Disc」の6個のソフトウェアから構成されており、ランチャータイプのメニュー画面から任意の機能を呼び出して使用する。

追加された機能一覧 メニュー画面から各機能を呼び出す

 ■ DVD Builder

 動画のキャプチャからオーサリング、ライティング機能までを搭載する。カット編集やトランジッション効果の挿入が可能なほか、自動シーン検索によるチャプタ分割、メニュー画面の動画ボタンや動画背景にも対応。また、DVD+VRに対応しており、DVD+RWドライブを使用する場合にはダイレクトにメディアへ録画が可能。

DVD Builderのメイン画面 プレビュー機能も搭載している

 ■ AudioCentral

 音楽データの整理、編集が可能なライティングソフト。前バージョンとの違いは、LPやカセットなどのアナログ音源を取り込んだ際、ノイズの除去が可能になったこと。無音部分を自動検知してトラックを分ける機能や、波形編集機能も装備している。また、エフェクトやフェードなどの特殊効果も付加できる。なお、MP3、WMAへのエンコード機能も搭載する。

AudioCentralのメイン画面。ID3タグの編集はバージョン2.4まで対応 波形編集機能も装備している

 ■ PhotoSuite

画像の整理画面から直接ライティングが可能。なお、画像をディスクに移動してもサムネイルは残り、クリックすると移動したディスクを要求するメッセージが現れる

 各種メモリーカードから画像をキャプチャし、整理するためのアプリケーション。露出や赤目現象を補正する機能を持つほか、ライティング機能と連携し、画像をスライドショー形式でビデオCDなどに記録できる。

 作成したディスクはDVDプレーヤーなどで再生できるほか、PCで読み込んだ場合には、ディスクに記録されたビューワーが自動的に立ち上がり、「Easy CD & DVD Creator」をインストールしていないPC環境でもスライドショーを見ることができる。

 ■ Creator Classic

 前バージョンの「Easy CD & DVD Creator」単体にあたるもの。大容量ファイルを分割してディスクに記録したり、複数ドライブへの同時コピーなど、主にバックアップ機能を強化している。なお、分割したディスクにはそれぞれ結合ソフトが記録され、「Easy CD & DVD Creator」を使わず、ウィザードに従うだけでファイルの結合が可能。

Creator Classicのインターフェイス ディスクに収まらない大容量ファイルを選択すると、ウインドウ下部に分割するディスクの枚数がグラフィックで表示される

 ■ Drag-to-Disc

簡単操作でライティングができる「Drag-to-Disc」。データをドロップすると、アイコンのディスクが回転し、書き込みが行なわれる。このソフトの概念は同社の特許だという

 ライティング機能を手軽に使えるパケットライトソフト。画面の隅に表示される小型のウインドウに、焼きたいデータをドラッグ&ドロップするだけで、自動的にディスクのフォーマットや書き込みを行なってくれる。


 ■ 今後の展開

ロキシオ・ジャパンの社長、漆山氏。日本、アジア地区で 10数万本、20億円程度を売上を目標にしているという

 製品の発売に先駆け、同社は都内で発表会を開催した。挨拶に立ったロキシオ・ジャパンの漆山正幸社長は、今回の「The Digital Media Suite」という統合型ソフトウェアについて「デジタルメディアにおけるMicrosoftのOfficeだと考えている」と説明した。

 また、「PCの販売台数が伸び悩み、IT不況だといわれる昨今においても、この製品の成功に自信を持っている」(同)とし、その根拠を「記録型ドライブの装着率の向上」、「デジタルカメラやDVカメラの普及」などを挙げた。また、「Easy CD & DVD Creator 5」で開始した企業に向けてのライセンスビジネスも、今後さらに強化していくという。


□ロキシオ・ジャパンのホームページ
http://www.roxio.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.roxio.co.jp/company/news/pr030311_1.html
□製品情報
http://www.roxio.co.jp/products/ecdc6/index.html
□関連記事
【2002年12月11日】ロキシオ、「Easy CD DVD Creator 6.0」を発表
―買収したNapsterの今後についても説明
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20021211/roxio.htm

(2003年3月11日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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