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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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社団法人日本レコード協会(RIAJ)は2日、2002年10月7日~10月21日に実施した「2002年度 音楽メディアユーザー実態調査」の結果を公開した。 CD購入者の実態把握と、ユーザーの意識、ハードやインターネットの環境変化などを調査目的としており、調査対象者は、東京30km圏に居住している12~55才までの男女500人ずつ、合計1,000人。中学、高校生がそれぞれ168人づつ、大学・専門学校、20歳代(学生除く)、30歳代、40~55歳をそれぞれ166人づつをエリアサンプリング法で選定された。 過去半年間におけるCD購入率は58%で、新品CDの購入者は55.2%、中古CDの購入者は19.8%。年代別では、男女ともに高校生から20代社会人までの購入率が60%を上回り、市場の主要顧客となっている。アルバム/シングル別ではアルバム市場が、大学生・専門学校生が中心となっているが、シングル市場では中高生の割合が高くなっている。 CDを買うきっかけについては、テレビやラジオの影響が大きい。特に女性ではテレビを見て購買に結びつくケースが多く、男性の20代以上ではラジオの比率が高くなっている。 一方、音楽に対する意識については、「CDはいつまでも手元に置けて、聞きたいときに聞ける」とその魅力を認めているものの、「音楽を楽しむことは生活に必要なこと」という人は減少傾向にある。 また、コピーコントロールCDの認知率は、56.7%と広く認知されている。CCCDに「賛成する」と回答した人は、全体の13.2%、「仕方がない」という消極的賛成をあわせると58.5%となり、RIAJでは著作権保護の重要性、不正コピー問題に理解者が広がりつつあるとしている。 所有AV機器については、コンポ(ミニコンポも含む)が78.7%、携帯CDプレーヤーが41.7%となっており、前年から大きな変動は無い。今回新たに調査に加わったCD-R/RWつきパソコンの所有率は61.5%。 インターネット利用率は前年比4%増の57%だが、音楽視聴目的での利用では、男子高校生~20代社会人を中心に、「よくある」が5.7%、「たまにある」が19.1%と、利用率は高くない。有料音楽配信サービスについても、約8割の人が知っているが、利用率は5.6%と低い。 □日本レコード協会のホームページ (2003年4月2日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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