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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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エヌエイチ ジャパン(NHJ)は、iRiver製品の新製品発表会を開催し、10GB HDDプレーヤー「iHP-100」やCDプレーヤー「Super SlimX」、WMA/MP3プレーヤー「iFP-300」シリーズなどを発表した。4月より順次発売され、全て価格は全てオープンプライス。 ■ 「iHP-100」
1.8インチの10GB HDDを内蔵したポータブルHDDプレーヤー。4月より発売され、店頭予想価格は5万円前後の見込み。対応OSはWindows 98 SE/Me/2000/XPで、Mac OSには6月のファームウェアアップデートで対応する予定。 WMA/MP3/ASFの再生に対応したポータブルHDDプレーヤー。2.3型の128×160ドット液晶を装備し、日本語の表示にも対応する。また、日本語表示をサポートした液晶リモコンも付属し、基本操作が行なえる。
FMチューナを内蔵するほか、MP3エンコード機能も搭載。ライン入力と共用の光デジタル入出力端子を装備しており、MP3のリアルタイムエンコードが行なえる。パソコンとの連携はUSB 2.0経由で行なえる。USBストレージクラスに対応し、データストレージとしても利用できる。 バッテリは内蔵のリチウムポリマー充電池で、約16時間の連続再生が可能。本体サイズは60×105×19mm(幅×奥行き×高さ)、重量は160g(充電池含む)。Sennheiser製のイヤフォンが付属する。ファームウェアのアップデートに対応しており、今後のアップデートで、OggVorbisなどのサポートも予定している。
■ 「Super SlimX」
MP3/WMA/ASFの再生に対応したポータブルCDプレーヤー「Super SlimX」は、「iMP-550」と「iMP-500」の2製品が4月より順次発売される。 ともに13.7mmと薄型で、MP3/WMAなどの圧縮音楽に対応したポータブルCDプレーヤーとしては世界最薄(同社)。FMチューナも搭載し、光デジタル出力も装備している。新開発の漢字を含む日本語表示対応液晶リモコンや、Sennheiser製のイヤフォンが付属する。 「iMP-550」は、4月より発売され、店頭予想価格は25,000円前後の見込み。iRiver独自開発の耐振機能「Shock Free System」により、WMA再生時に30分、MP3時に15分、CD-DA再生時に5分20秒のバッファリングが行なえる。 電池はガム型ニッケル水素充電池×2で、付属の乾電池パックにより単3電池の利用も可能となっている。本体サイズは、130.5×140×13.7mm、重量は197g。
「iMP-500」は、5月より発売され、店頭予想価格は25,000円前後の見込み。 上の一端がえぐれた特徴的なデザインを採用。「Shock Free System」により、WMA再生時に1時間2分、MP3時に31分、CD-DA再生時に11分20秒のバッファリングが行なえる。電池はガム型ニッケル水素充電池×2で、付属の乾電池パックにより単3電池の利用も可能となっている。128×135.5×13.7mm、重量は197g。 ■ 「iFP-300」シリーズ
WMA/MP3/ASPの再生に対応したポータブルオーディオプレーヤー。内蔵メモリ128MBの「iFP380T」が4月より発売され、店頭予想価格は25,000円前後。 また、内蔵メモリ256MBの「iFP390T」が5月から、512MBの「iFP395T」と、1GBの「iFP399T」が6月より発売される予定で、販売価格は未定。 本体液晶は日本語表示に対応。FMチューナも内蔵し、ライン入力端子を備え、MP3のリアルタイムエンコードが行なえるほか、ボイスレコーディング機能も備えている。ボイスレコーディング時の記録形式はAGC。 USB端子を備え、PCとの連携が可能。バッテリは単3電池。本体サイズは91×35×26.7mm、重量は35g(本体のみ)。Sennheiser製のイヤフォンとネックストラップが付属するほか、512MB/1GBモデルではアームバンドも同梱予定。
発表会では、エヌエイチジェイ株式会社のマージ・ハリレラCEOや、iRiverのジョン・ヤンCEOらが、NHJ、iRiver、ニチメンの3社によりiRiver製品を積極的に展開していく方針を明らかにした。 NHJのハリレラCEOは、「iRiverは世界トップクラスのポータブルプレーヤーメーカーになった。NHJで独占販売権を獲得し展開できることをうれしく思っている」とし、国内のMP3対応ポータブルプレーヤーの市場でシェア20%を目指すとの目標を明らかにした。 iRiverのジョン・ヤンCEOは、「4年前に設立された新しい会社だが、新しい技術やユーザーの声を反映し成長していく。特にユーザーの声に応えていくことに重視しており、ワールドクラスのデジタル音楽市場のリーダとなり、世界なブランドとなることを目指している」と意気込みを語った。
その後、ニチメン株式会社リテール事業部の森谷部長が、iRiver製品の展開について解説した。森谷氏はマルチコーデックプレーヤー市場について、「デジタル家電の中でも比較的技術開発が非装置産業的で参入障壁は低いが、ブランド力よりも、デザインや機能が問われる」と分析した上で、「MP3がデファクトスタンダードとなっており、CDやメモリーカードタイプからHDD、フラッシュメモリにトレンドが移っている。最初はレンタルCDをCD-Rに焼くといったものから市場が立ち上がり、マニア向けから市場が開けてきた。最近は裾野が広がっており、例えばフィットネスクラブでポータブルプレーヤーを利用するという例も出てきている」と市場動向を解説した。 そうしたトレンドを受け、新製品ではPCレスのダイレクトエンコーディングへの対応を図り、マニア向けからの脱却を図るという。今後の展開については、「高機能とデザイン性を重視しつつ、最先端技術を導入し、付加価値を高めていく」とした。また、今年度の販売目標については「約40万台(2002年度)のMP3ポータブル市場で、現在約10%のシェアを獲得し、第3位となっているが、今年度はシェア20%を目指す」と語った。 また、ゴールデンウィークのホームページリニューアルを期に、「サポーターシステム」を導入する。iRiverサポータをWebや雑誌などで公募。ベータテスタとして参加してもらい、BBSへの投稿や、レビューの執筆などを依頼していく。
□NHJのホームページ (2003年4月3日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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