シャープ、独の家電メーカーLoeweと液晶テレビで協業 －大画面モデルを共同開発、25型未満のOEM生産も

　シャープ株式会社と独Loewe Opta(レーベ)は、液晶テレビの開発・供給において、長期的な協業を行なうことを合意した。内容は、25型以上の共同開発と、25型未満の生産の2点。両社の技術を持ち寄り、商品開発の期間短縮と、欧州市場での競争力の強化をを図る。

　25型以上では、まず、欧州高級テレビ市場向けの製品を共同開発し、両社でデザインの異なる機種を2004年に市場導入する。

　また2005年には、欧州デジタル放送に対応したハイエンドプラットフォームを共同開発し、別ブランドで導入。どちらもシャープの液晶テレビモジュールを使用し、欧州市場の出力となる30型以上から供給を開始する。

　25型未満の製品については、シャープがLoeweブランド向けに生産する。生産はスペイン・バルセロナ工場(シャープ・エレクトロニカ・エスパーニャ:SEES)で行なう。Loeweの生産は、将来的に大型テレビに集約するという。

　Loeweは、テレビ、DVDプレーヤー、ビデオテープレコーダ、オーディオ機器などのメーカーで、本社は独クロナッハ。従業員数は約1,300名、2002年の売上高は3億7,500万ユーロとなっている。

□シャープのホームページ
http://www.sharp.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/030424-3.html
□Loeweのホームページ(独語)
http://www.loewe.de/
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http://av.watch.impress.co.jp/docs/20030110/sharp.htm

(2003年4月24日)

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