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ソニー、CD/DVD記録再生用レーザーダイオードを1チップ化


5月9日発表


 ソニーは9日、1つのダイオードでCDとDVDのそれぞれの記録/再生用レーザーが出力可能な2波長レーザーダイオードを、世界で初めて開発したと発表した。量産化の時期は未定。

 CDとDVDの記録に用いるレーザーは波長が異なるため、従来はCD用とDVD用の2つのレーザーダイオードを1つのパッケージに収めたハイブリッド型などが採用されていた。今回発表した製品では、1つのレーザーダイオードを1パッケージ化した「モノリシック型」。これにより、部品点数の削減や発光点間隔の精度向上などによる光学性能の向上も図れるという。

 出力はCD用780nmレーザーで240mW、DVD用の650nmレーザーで100mW。構造基板上の結晶膜厚を均一に成長させることで、レーザー放射角度の精密制御を可能とし、それぞれの波長に適した端面反射膜を生成する個別のプロセスを採用することで高出力化を実現したしている。

□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200305/03-021/
□関連記事
【2月6日】ソニー、記録型DVD/CD用2波長レーザーダイオードを開発
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20030206/sony4.htm

(2003年5月9日)

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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