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セビット・アジア 2003は9月18日から開幕
-SARS収束後初のIT国際見本市として上海で開催


会期:9月18日~23日(現地時間)

会場:上海新国際見本市会場


 中国・上海で9月18日から23日まで開催されるIT/テレコム関連の総合展示会「セビット・アジア 2003」の記者説明会が都内で開催された。

 セビット・アジア 2003はSARS収束後初のIT系国際展示会として上海新国際見本市会場(SNIEC)で開催される。展示は、情報/通信技術や、ネットワーク、オフィスオートメーション、ソフトウェア、Eコマース、デジタル家電などが中心。出展社は、シーメンス、インフィニオン、NEC、サムスン、日立、ソニー、コダック、三洋電機など約400社。来場者は約5~6万人と見込んでいる。

ミヒャエル・ホッペ セビット・イベント国際総局長

 ドイツ産業見本市株式会社「セビット・イベント」国際総局長のミヒャエル・ホッペ氏は、「IT/テレコム業界は、2003年は4%以上、2004年には6%以上の成長が期待されている。ドットコムバブルの崩壊などがあったが、回復基調であり、体力をつけ生き残った企業の成長の機会となる」と、業界の成長が続くという見方を示した。特に「E-bussiness、電子政府、3G携帯、E-learning、E-health」などの分野での伸張を期待しているという。

 そうした状況下で、CeBITを国際的なIT/テレコムの展示会としてアピールしていくとし、「1つの大陸に1つのCeBITイベントを定着させたい」と意気込みを語った。「セビット・チャイナ」でなく「アジア」としたのもそうした理由からという。中国での開催とした理由については、「世界の中でも最も成長ポテンシャルが高く、実際の成長率も高い。モバイルの利用者が2億人を超えており、WTOにも加盟しているなど、取引に障壁が少ない。最も大きな変革がおきている地域。その中でも最もダイナミックに成長しているのが上海」と説明した。

出展社のカテゴリ一覧 開催予定のセビット・イベント 来場者のプロファイル。約7割が決裁権を持つ

CeBIT asia 2002会場

 ホッペ氏は、「昨年度の実績では、来場者の70%が購買の決定権を持つ人で、この数値は見本市としてのセビット・アジアの魅力を証明している」と述べ、イベントのホームページから、来場者が事前に出展者とコンタクトを取り、会期中の商談を設定できるサービスの提供などにより、トレードショーとしての性格を強める施策を明らかにした。

 なお、6月に開催予定だったが、SARSの影響により中止した情報家電向けのイベント「セビット ホームエレクトロニクス」の来年の開催については、「開催を見込んで作業を進めているが、現時点では未定(ホッペ氏)」としたほか、「家電とITは近年境界がなくなっており、将来的にはセビット・アジアに統合していく」との見通しを示した。


□Deutsche Messe AG日本代表部のホームページ
http://www.hannovermesse.co.jp/
□関連記事
【4月30日】SARSの影響で「セビット ホームエレクトロニクス 2003」を中止
-中国政府筋より見本市開催禁止命令
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20030430/cebit.htm
【2月20日】セビット ホームエレクトロニクス 2003」、上海で5月に開催
―イベント名を変更し、家電分野を充実
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20030220/cebit.htm
【リンク集】CeBIT asia 2002レポートリンク集(PC Watch)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/link/cebit02_a.htm

(2003年7月23日)

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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