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松下、地上デジタル対応の36/32/28型ブラウン管TV
-Tナビ機能や地上アナログEPGも搭載


TH-36D50、TH-32D50、TH-28D50(専用テレビ台は別売)
9月1日発売

標準価格:オープンプライス

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 松下電器産業株式会社は、地上デジタルチューナを搭載したCRTテレビ「D50シリーズ」を9月1日に発売する。ラインナップは、36型ワイド「TH-36D50」、32型ワイド「TH-32D50」、28型ワイド「TH-28D50」。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はそれぞれ30万円前後、25万円前後、20万円前後になる見込み。

TH-36D50(専用テレビ台は別売)
 地上デジタル/BSデジタル/110度CSデジタル放送を受信可能なハイビジョンテレビ。地上デジタルチューナ内蔵のCRTテレビとしては、東芝の「D4000シリーズ」、三洋電機の「DT1シリーズ」に続く発表で、ソフトウェアアップグレードなしの標準対応、ハイビジョン表示可能という点では国内初の本格的な地上デジタル対応テレビとなる。

 従来の地上アナログ用アンテナ入力に加え、地上デジタル専用のアンテナ入力も設けているのが特徴。地上波アナログ/デジタルのサイマル放送期間に、相互干渉の起こりにくい受信システムが可能となった。また、当初小出力が予定されている地上デジタル放送において、より多くのエリアで受信できるという。

 フルデジタル処理の「NEW高画質回路」を搭載。地上デジタルなどのデジタル信号は出力までデジタル直結で処理する。地上アナログやビデオ入力からの映像は信号劣化を抑えたAD変換を行ない、「ノイズ感を抑えた鮮鋭感ある映像を再現する」としている。

 36型と32型のブラウン管には「D30シリーズ」に搭載された「オールフォーカス・チューブ」を採用。「スーパースロットテンションマスク」、「ディープブラックパネル」、「新スーパーOLF電子銃」などにより、「画面の隅々までハイコントラストで高精細な映像を再現する」という。

 また、シーンの明るさに応じて階調表現を自動調整する「リアルブラックスタビライザー回路」を新たに搭載したほか、映像の明るさに合わせてVM(速度変調)制御する「輝度連動型VM」も新開発している。

 さらに、D30シリーズからスタートした家庭用テレビ向けのインターネットサービス「Tナビ(ティーナビ)」にも対応する。「グルメ・レストラン情報」、「チケット情報」、「行楽地へのお出かけ情報」など、現在26サービスを提供中。インターネットへはEthernet端子で接続し、URLを入力することでTナビ以外のWebページへもアクセス可能。ただし、ワイドテレビで見ることを前提にしたTナビページと異なり、一般のWebページでは正しく表示できないこともある。

リモコン
 EPG(電子番組表)は、地上アナログ(Gガイド)を含む4放送に対応している。番組の「ジャンル検索」、「キーワード検索」、「人名検索」も可能。Irシステム端子を使い、EPGからビデオデッキなどでの録画予約が行なえるほか、DIGAシリーズでは番組タイトルも同時記録できる。

 リモコンには地上/BS/110度CSデジタルの放送切り替えボタンを配置。また、地上デジタルチューナ「TU-MHD500」のリモコンと同じく、リモコン先端と背面の2カ所に発信部を設けている。

 i.LINKを2端子装備し、D-VHSなどとの連携が可能。SDメモリーカードスロットも備え、JPEGの一覧表示や個別拡大表示、スライドショーなどが楽しめる。

 そのほか、ゴーストリダクション、バーチャルサラウンド再生、マルチ画面(地上アナログは2チューナ搭載)などの機能を搭載。フィルム素材の全フィールドを静止画処理する「デジタルシネマリアリティ」も装備する。

 なお、専用テレビ台として、36D50用の「TY-S36D50」(52,000円)、32D50用の「TY-S32D50」(47,000円)、28D50用の「TY-S28D50」(42,000円)を用意する。

【主な仕様】
  TH-36D50 TH-32D50 TH-28D50
受信チャンネル VHF:1~12ch
UHF:13~62ch
CATV:C13~C38ch
BSデジタル:000~999ch
110度CSデジタル:000~999ch
地上デジタル:000~999ch
ブラウン管 オールフォーカス・チューブ Tフラットハイビジョン管
音声出力 7W×2ch
スピーカー 120×60mm(角型)2個 80mm(丸型)2個
入出力 i.LINK 2端子
映像 D4入力:2系統2端子
S2映像入力:3系統3端子
コンポジット入力:4系統4端子
S2モニター出力:1系統1端子
モニター出力:1系統1端子
音声 アナログ入力×6系統
光デジタル出力×1
アナログ出力×1系統
ヘッドフォン/イヤフォン端子
ファミリーイヤフォン端子
そのほか 地上デジタルIF入力
地上アナログIF入力
BS/110度CSデジタルIF入力
Irシステム端子
モジュラ端子
Ethernet端子
SDメモリーカードスロット
B-CASカードスロット
消費電力 204W 196W 193W
年間消費電力量 229kWh/年 221kWh/年 217kWh/年
外形寸法
(幅×奥行き×高さ)
900×600×646mm 804×548×581mm 731×500×545mm
重量 79.5kg 59kg 47kg

□松下電器のホームページ
http://matsushita.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.matsushita.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn030808-2/jn030808-2.html
□製品情報
http://panasonic.jp/tv/
□関連記事
【8月8日】松下、「Tナビ」対応の地上デジタルチューナを9月1日に発売
-予想価格は7万円前後、録画機と連携可能なIrシステムも装備
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20030808/pana1.htm
【4月17日】松下、地上波EPG搭載36/32型BS/110度CSデジタルテレビ
-デジタルテレビ向けネットワークサービス「Tナビ」に対応
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20030417/pana.htm

(2003年8月8日)

[AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]


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