ケンウッド、フロント4chのDVDミニコンポなど －奥行き150mmの小型モデルと、幅115mmのスリムモデル

　株式会社ケンウッドは、「SLIM & SMART」をキーワードに開発されたミニコンポ「ESシリーズ」2製品と、「LCAシリーズ」3製品を9月初旬より順次発売する。

■ ESシリーズ

ES-9DVD

　幅115mmのスリム型ミニコンポで、DVD再生に対応した「ES-9DVD」が10月中旬から、CD/MDコンポの「ES-3MD」が9月初旬から発売される。価格はともにオープンプライスで、店頭予想価格は「ES-9DVD」が6万円前後、「ES-3MD」が38,000円前後の見込み。

　「ES-9DVD」は、DVDのプログレッシブ再生に対応したミニコンポで、CD/MD、FM/AMチューナを搭載。MP3/WMA/JPEGを記録したCD-R/RWの再生も可能で、DVD-R/RW、DVD+R/RWディスク(ビデオモード)の再生にも対応する。

　スピーカーはフロント4chで、独自のサラウンド技術「V.F.S.(バーチャル・フロント・サラウンド)」を搭載。5.1ch信号を「TruSurruond IC」で処理して、フロントスピーカーだけで自然なサラウンド効果を実現するという。

　CDからMDへの4倍速録音に対応。MD部はMDLPに対応する。実用最大出力は18W×2ch(フロント)/6W×2ch(サラウンド)。映像出力は、D2出力、S映像、コンポジットを各1系統搭載。音声入出力は、アナログ音声入力1系統、アナログ音声出力1系統、デジタル音声出力1系統、サブウーファプリアウト1系統を装備する。

　消費電力は70W。外形寸法は、115×343×210mm(幅×奥行き×高さ)、重量は5.7kg。

　フロントスピーカーのウーファ部には、クロス材とラバー材を複合させたオリジナル素材を使用した新開発の「ハイブリッド・エッジ」を採用。「力強い重低音再生と繊細な中低音再生を実現した」という。

　フロントスピーカーは80mm径コーン型ウーファと、25mm径バランスドームツイータによる2ウェイ2スピーカー。外形寸法は115×234×210mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.9kg。サラウンドスピーカーは、50mm径フルレンジユニットを採用し、外形寸法は90×106.5×74mm、重量は0.4kg。

ES-3MD

　「ES-3MD」は、シルバー(-S)とゴールド(-N)のカラーバリエーションが用意される。電源部に、オリジナルのブロックケミカル・コンデンサを搭載。スピーカーウーファ部には新開発「ハイブリッド・エッジ」を採用したことで、「クラスを超える豊かな低音と伸びのある高音を実現した」という。

　スロットローディングのCDドライブを採用し、CD-R/RWディスク再生に対応。CDからMDへの4倍速録音が可能で、MD部はMDLPに対応する。実用最大出力は5W×2ch。外形寸法は115×276.7×210mm(幅×奥行き×高さ)、重量は3.8kg。

　スピーカーは、80mm径コーン型ウーファと、25mm径バランスドームツイータによる2ウェイ2スピーカー。外形寸法は115×215×210mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.7kg。

■ LCAシリーズ

LCA-7MD

　LCAシリーズは、奥行き15cmの小型モデルで、「LCA-7MD」と、「LCA-5MD」、「LCA-1」の3モデルが用意される。

　「LCA-7MD」、「LCA-5MD」は10月初旬、「LCA-1」が10月中旬に発売され、価格はオープンプライス。店頭予想価格は「LCA-7MD」が5万円前後、「LCA-5MD」が43,000円前後、「LCA-1」が3万円前後の見込み。

LCA-5MD	LCA-1

　「LCA-7MD」と、「LCA-5MD」は、CD/MDと、FM/AMチューナを搭載、「LCA-1」は、CDとFM/AMチューナを搭載したミニコンポ。ラジカセ的にスピーカーと本体部を一体化して利用できるほか、スピーカーの取り外しも可能な「レイアウトフリーシステム」を採用。本体フロントパネルにはステンレスレスパネルを配している。

　CD-R/RWディスクの再生に対応。低域再生機能「EX.BASS」を搭載する。「7MD」と「5MD」では、CDからMDへの4倍速録音が可能で、MD部はMDLPに対応する。5MDのみシルバーとグレーのカラーバリエーションが用意される。

　実用最大出力は全モデル5W×2ch(6Ω)。アナログ音声入力1系統、サブウーファプリアウト1系統を搭載する。外形寸法は「LCA-7MD」が、180×152.3×247.5mm(幅×奥行き×高さ)、「LCA-MD5」と「LCA-1」が180×152.3×218mm(同)。重量は「LCA-7MD」が2.8kg、「LCA-5MD」が2.5kg、「LCA-1」が2.2kg。

　スピーカーは80mm径フルレンジユニットを採用したバスレフ型。「LCA-MD7」のみ前面にステンレスパネルを採用している。最大入力は10W。外形寸法/重量は、「LCA-MD7」が180×120×180mm(幅×奥行き×高さ)/1.3kg、「LCA-MD5」と「LCA-1」が、130×120×180mm(幅×奥行き×高さ)/1.2kg。

□ケンウッドのホームページ
http://www.kenwood.com/jhome.html
□ニュースリリース
http://www.kenwood.com/j/press/press20030903.html
□関連記事
【2002年9月3日】ケンウッド、4スピーカーサラウンド採用のDVDミニコンポ2機種
―上位機種はNet MD対応、サブウーファも同時発売
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20020903/kenwood.htm

(2003年9月3日)

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]

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