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ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント(ブエナ・ビスタ)は29日、10月10日に発売されるDVD「ライオン・キング -スペシャル・エディション-」」の視聴会を東京・湯島の株式会社デノン本社で開催。同DVDに収録するDTS音声「5.1DTSディズニー・ホーム・シアター・ミックス」の解説とデモを行なった。
DVD「ライオン・キング -スペシャル・エディション-」は、本編と特典ディスクの2枚組み。品番はVWDS-4714で、価格は3,980円。本編ディスクには劇場公開版に加え、DVDのために新たにシーンを追加した特別版も収録。特典ディスクには、メイキングや解説、ミュージッククリップなど、計3時間に及ぶ映像特典を収録している。 本編の音声は、英語をドルビーデジタル5.1chで、日本語をドルビーデジタル5.1chとDTSの2種類で収録する。最大の特徴は、DTS音声が「5.1DTSディズニー・ホーム・シアター・ミックス」と呼ばれる特別仕様になること。
これは、DVD化にあたって新たにミキシングし直された音声で、「一般家庭のホームシアター環境で、最新の大型映画館に匹敵する臨場感が味わえる」(同社)という。 映画「ライオン・キング」は、'94年の全米公開時、当時最新だったドルビーデジタルフォーマットのマルチチャンネルサラウンドを採用した。しかし、当時は技術面の問題や、録音ミキサーがサラウンドに関するノウハウをあまり持っていなかったため、リアスピーカーやサブウーファを積極的に利用しないサウンドデザインになったという。
しかし、無圧縮のディスクリートサウンドを6ch~8ch利用できる「アイマックスシアター」での上映が決まった際、音声を現在の技術で再度ミキシングすることが決定。具体的には、臨場感の向上を目指してリアスピーカーやサブウーファーを積極的に活用。迫力のあるサラウンドを実現したほか、ミュージカルなどの音楽シーンでは、前方に広がるだけだったオーケストラの中に、自分が入り込み、その中心で聞いているかのような音場を作り出したという。 視聴会では、ヌーの群れが大移動するシーンのデモが行なわれた。オリジナルのドルビーデジタル5.1chでは、環境音やエコーなどがわずかにリアチャンネルに振られるだけで、サブウーファの音も控えめ。最新映画の迫力と比べると、少し寂しいイメージだ。反面、DTS音声はヌーの足音が重低音となって体に響き、効果音もリア/フロント間を乱れ飛ぶ。また、ミュージカルシーンの音場も広く、心地良いものになっていた。 なお、「5.1DTSディズニー・ホーム・シアター・ミックス」はあくまでDTS音声であり、通常のDTS用デコーダで再生可能。ただし、容量の問題でDTS音声は日本語のみ。
「5.1DTSディズニー・ホーム・シアター・ミックス」についてブエナ・ビスタのマーケティング/宣伝 アシスタントマネージャーを務める上山勝也氏は、「今回の音声は、あくまでライオン・キング用に作られたもの」とし、現在のところ同様の特別リミックスを今後発売するDVDソフトに採用する予定はないという。 しかし、「まだ発売日前なので、発売後の反響によっては新しい展開があるかもしれない」と、今後の可能性についても示唆した。 なお、10月10日のDVD発売を記念して、コンパクトなAVアンプを採用したデノンの5.1chシアターシステム「DHT-310-S」が100名に当たる「家でライオン・キング」キャンペーンが行なわれる。 「ライオン・キング -スペシャル・エディション-」DVD、もしくはVHSの購入者を対象にしたキャンペーンで、抽選で100名に「DHT-310-S」が、1,000名にオリジナルブランケットが当たるというもの。 応募はDVD/VHSに同梱する応募ハガキで行なう。応募期間は10月31日まで。
連絡先:「家でライオン・キング」キャンペーン事務局
(2003年9月29日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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