◇ 最新ニュース ◇
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【Watch記事検索】
ティアック、新VRDSメカニズム搭載ユニバーサルプレーヤー
-DVI-D端子も装備、同価格のSACDプレーヤーも発売


X-01
11月下旬より順次発売

標準価格:各125万円

連絡先:お客様相談室
    Tel.0570-000-701
    Tel.0422-52-5091(携帯電話・PHS用)


 ティアック株式会社は、ターンテーブルメカニズムに「新VRDS」を採用したSACD/CDプレーヤー「X-01」と、SACD、DVDオーディオ/ビデオ対応のユニバーサルプレーヤー「UX-1」を発売する。価格はいずれも125万円。発売日は、「X-01」が11月下旬、「UX-1」が12月下旬となっている。

新VRDSメカニズム

 同社の創立50周年を記念し、独自のノンフローティングメカニズム「VRDS」をグレードアップした「新VRDS」メカニズムを開発。磁気回路を最適化することで、回転ムラを抑制したコアレス方式のモーターや、高速回転時にも振動が少ないマグネシウム製のターンテーブルなどを新たに採用した。

 さらに、スピンドル軸受けに精密ボールベアリングをペアで使用。ターンテーブルとスピンドル部を、鉄製底板に直結した厚さ20mmのブリッジ部で支えるなど、振動を排除して、読み取り精度の向上を図っている。

 また、ピックアップを移動させる「スレッド送り機構」を改良。SACDの高速回転時にも最適な対応ができるよう、レンズ移動でレーザー光軸の傾きを発生させないメカニズムや、レンズ移動を最小限に留め、応答性能に優れたスレッド送り方式などを開発した。

 ディスクトレイは、アルミ削り出し部品を採用。品位とソリッド感を演出するとともに、マイコン制御で精密感の高い開閉動作を実現したという。


 ■ X-01

X-01

 新VRDSメカニズムを採用したSACDプレーヤー。6chのアナログマルチチャンネル出力に対応するほか、ワードシンク入力を装備しており、同社のマスタークロック・ジェネレーター「G-0s」や「G-0」などと接続することで、44.1kHzの周波数系列(最大176.4kHz)や、独自のユニバーサルクロックも利用できる。

 デジタル、DAC、アナログの各回路で電源を分離。DAC部は、バーブラウン製の24bit DAC「PCM1704」を採用。2ch再生時には片チャンネルあたり4チップ構成となり、リニアリティの向上と、コモンモードノイズの低減を実現したという。

 また、グランドラインの低インピーダンス化や、回路のS/N比向上を図り、4層基板を採用。左右のチャンネルで独立基板となっており、チャンネル間の干渉も抑えている。

 新VRDSメカニズムを支える筐体は、剛性が高く、回路間の干渉が少ない3分割構造を採用。メカニズムは筐体中央に配置し、インシュレータは焼入鋼ピンポイントフットを3点支柱で使用している。

 フロントパネルと天板、側板はいずれも肉厚のアルミ材を使用。フロントパネルはショートスクラッチ仕上げとなっており、品位の向上に努めたという。

 音声出力端子は、フロント2ch用にRCAと、XLRを各1系統用意。センター、サブウーファ、サラウンド2ch用に、RCAを各1系統備える。ほかにも、光デジタル出力、同軸デジタル出力(RCA)、ワードシンク入力(BNC端子)を各1系統装備する。

 外形寸法は422×353×153mm(幅×奥行き×高さ)。重量は25kg。消費電力は35Wとなっている。


 ■ UX-1

UX-1

 新VRDSメカニズムを採用したユニバーサルプレーヤー。DVDオーディオやSACDのアナログ6ch出力に対応するほか、DVDビデオ、ビデオCD、DVD-R/RWなどの再生もサポートする。また、映像出力端子として、HDCP対応のDVI-D端子も備えている。

 X-01同様、ワードシンク入力も装備しており、同社のマスタークロック・ジェネレーター「G-0s」や「G-0」などと接続可能。また、DAC基板内に水晶発振器を配置することで、不要なジッタを抑制し、高精度なD/A変換を実現したという。

 音声用DACには、バーブラウン製の24bit DAC「PCM1704」を、フロントは片チャンネルあたり2チップとする差動構成構成を採用。ビデオ用には、アナログデバイス製の14bit/216MHz DAC「ADV7314」を採用。インターレス時に8倍、プログレッシブ時に4倍のオーバーサンプリングを行なうほか、ビデオノイズ成分をビデオ信号の帯域外へ除去する「NSV(Noise Shaped Video)」技術も搭載している。また、プログレッシブ変換用にファロージャ製の高画質化回路「DCDi」を搭載する。

 筐体は、X-01と同じものを採用。3分割構造や、使用する素材、デザイン、インシュレータなども共通だが、ディスクトレイのデザインと位置が若干異なる。なお、外形寸法や重量もX-01と同じ。

 映像出力端子は、DVI-DとD2、コンポーネントを各1系統、S映像とコンポジットを各2系統用意。音声出力は、フロント2ch用にRCAと、XLRを各1系統。センター、サブウーファ、サラウンド2ch用に、RCAを各1系統備える。ほかにも、光デジタル出力、同軸デジタル出力(RCA)、ワードシンク入力(BNC端子)を各1系統装備する。

□ティアックのホームページ
http://www.teac.co.jp/
□製品情報
http://www.teac.co.jp/av/esoteric/x01_ux1.html
□関連記事
【10月10日】【2003 東京インターナショナルオーディオショウレポート その2】
低価格ユニバーサルプレーヤーや、超ド級ホーンシステムなど
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20031010/ina2.htm

(2003年10月29日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


00
00  AV Watchホームページ  00
00

Copyright (c) 2003 Impress Corporation All rights reserved.