◇ 最新ニュース ◇
|
||
【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
||
|
アイリバージャパン株式会社は2日、HDD内蔵AVプレーヤー/オーディオプレーヤーなど2004年上半期新製品の発表会を開催した。
いずれも1月の2004 International CESで展示されたもので、多くはモックアップだったが、OSにWindows Portable Media Center(Windows PMC)を採用した「PMC-100」の実動モデルが展示され、日本での発売予定などが明らかにされた。 発表会では、iRiverブランドのオーディオプレーヤーを手がける、韓国ReignComの金亨烈(Henry Kim)副社長がiRiverブランドの2004年の製品戦略を説明。まず、「カラー液晶に力を入れる」とし、今回発表の新製品について解説したほか、「今年後半の製品では、Wi-Fi(無線LAN)対応や(韓国では)Korea Telecomなどの携帯電話事業者と提携し、“インターネットデバイス”として展開する」と述べた。また、GPSなどへの応用も検討しているという。 ■ HDD搭載AVプレーヤー HDD搭載のポータブルAVプレーヤーは「PMC-100」と、「PMP-100」の2モデルが用意される。ともに4月~5月に発売される予定。
PMC-100は、MicrosoftのポータブルAVプレーヤー用OS「Windows Portable Media Center(Windows PMC)」を採用したAVプレーヤー。20GBのHDDを内蔵し、3.5型のTFT液晶ディスプレイを備えている。 USB 2.0に対応し、パソコンからと接続して転送したAVコンテンツの再生が可能。対応フォーマットはオーディオがMP3とWMA、ビデオがWMVとMPEG-4。また、JPEG画像の表示にも対応する。外付けマイクを利用したボイスレコーディングも可能となっている。バッテリは、内蔵リチウムイオン電池で、ビデオ再生時でも最大5時間の連続再生が可能という。
PMP-100も3.5型のTFT液晶を搭載したポータブルAVプレーヤー。対応コーデックは音声がMP3/WMA、ビデオがAVIでDivXやMPEG-2/MPEG-4の再生にも対応する。HDD容量は20GBモデルと40GBモデルが用意される。
JPEG画像の表示も可能で、USB OTG(USB On-The-Go)機能により、USB接続したデジタルカメラなどから直接画像の読み込みが可能となる。10種類のゲーム機能も搭載。本体裏にグリップを配し、両手で保持しやすいデザインとなっている。 パソコンとの連携はUSB経由で行ない、USB 2.0に対応する。また、ビデオ出力、ライン入出力端子も備えている。外部マイクを利用したボイスレコーディングにも対応する。 価格については、「まだ検討段階だが、現在発売されているオーディオプレーヤーのiHP-120(直販価格42,800円)/140(同52,800円)などと同等か、やや高い程度。PMC-100については、OSの価格もあるのでPMP-100の同容量モデルより若干高くなる(橋本俊彦 マーケティングマネージャー)」という。 ■ HDDオーディオプレーヤー
HDDオーディオプレーヤーは、2インチのカラーTFT液晶を採用した「iHP-300」シリーズが4月から5月に発売予定。20GBモデルと40GBモデルが用意され、価格は従来モデルのiHP-120/140とほぼ同程度となる見込み。 対応フォーマットはMP3とWMA、WAV、OGG Vorbis。FMチューナも内蔵する。外部マイクを利用したボイスレコーディングにも対応する。また、JPEG静止画表示も可能で、USB OTG機能により、パソコンを利用せずにUSB OTG対応デジタルカメラなどからの静止画読み込みが可能。 ライン入/出力や光デジタル入/出力を装備。電池は内蔵のリチウムポリマー充電池で最大16時間の連続再生が可能。 リモコンも付属するが、iHP-100シリーズと同様に液晶リモコンとなるかどうかについては、まだ決まっていないという。
■ DivX対応CDプレーヤー
CDプレーヤーは、新たにDivXの再生に対応。2インチカラーTFT液晶ディスプレイ搭載の「iMP-1100」とビデオ出力端子を装備した「iMP-1000」が4月から5月に発売される。価格は「iMP-1000」が、従来モデルの「iMP-550(約17,800円)」と同等の見込みで、iMP-1100はiMP-550よりは高くなるという。 「iMP-1100」は、DivXやMPEG-4などの動画再生に対応したポータブルCDプレーヤー。CD-R/RWに書き出したDivX/MPEG-4を本体上の液晶ディスプレイで視聴できる。また、ビデオ出力端子も備えており、テレビなどへの映像出力も行なえる。 対応オーディオフォーマットはMP3やWMA、ASFなど。FMチューナも搭載する。バッテリは内蔵リチウムイオン。 「iMP-1000」もDivXやMPEG-4の再生に対応。ただし、本体に液晶ディスプレイを備えておらず、ビデオ出力端子からテレビなどに出力する。オーディオフォーマットはMP3/WMA/ASFをサポート。FMチューナを内蔵する。
■ シリコンオーディオプレーヤー
シリコンオーディオプレーヤーは5製品が発表された。iFP-800のみ3月に発売、その他の製品は4~5月の発売を予定している。 「iFP-1100」は、首掛け型のシリコンオーディオプレーヤー。本体はストラップからぶら下げ、ストラップ部とヘッドフォンが一体化した、独特のデザインを採用している。メモリ容量は128/256/512MBが用意される。 スモークボディの内側に有機ELディスプレイを内蔵し、表示部がほのかに光る。対応オーディオ形式はMP3/WMA/ASF。インターフェイスはUSB 1.1。USBメモリとしても利用可能で、USB経由の充電も可能。バッテリは内蔵リチウムポリマー充電池で最大20時間の再生が可能となっている。 なお、製品展開については、現在パートナーを探しており、アイリバーブランド以外での販売なども含めて検討しているという。
「iFP-700」シリーズと「iFP-800」シリーズは、「iFP-300」シリーズの後継機となるシリコンオーディオプレーヤー。内蔵メモリ容量128MB/256MB/512MB/1GBモデルが用意される。価格はiFP-300シリーズの同メモリ容量モデルと同程度の見込み。
両モデルの違いはデザインのみで、対応オーディオ形式はMP3/WMA/ASF/Ogg Vorbis。FMチューナも内蔵。ライン入力からのダイレクトエンコードに対応する。電源は単3アルカリ乾電池1本で、最大50時間の連続再生が可能となっている。
「iFP-900」シリーズは、「iFP-500」シリーズの後継機となり、価格も従来モデルを踏襲する見込み。128MB/256MB/512MB/1GBモデルが用意される。 ボディはマグネシウム・ダイキャスト製。本体に1.2インチの低温ポリシリコンカラー液晶を採用し、JPEGの表示に対応するほか、USB OTG機能によりデジタルカメラからダイレクトに画像読み込み可能となった。 対応オーディオ形式はMP3/WMA/ASF/Ogg Vorbis。FMチューナも内蔵し、FM放送の録音にも対応する。ライン入力からのダイレクトエンコードに対応する。バッテリは内蔵リチウムイオン充電池。 「iFP-1000」は、30万画素のCMOSカメラを搭載したポータブルオーディオプレーヤー。本体に1.2型の低温ポリシリコン液晶を搭載する。対応オーディオ形式はMP3/WMA/ASF/OggVorbis。FMチューナも内蔵するほか、FM放送のダイレクト録音にも対応する。 128MB/256MB/512MBの3モデルをラインナップ。リチウムイオン充電地を内蔵し、最大50時間の連続再生が可能。日本国内では携帯電話などでカメラ内蔵機器が多いため、iFP-1000の日本での発売については未定としている。
□アイリバージャパンのホームページ (2004年2月2日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
|
|