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イーピー、蓄積型放送・メールサービスを3月31日に終了
-利用者は継続使用か、返品・返金を選択可能


2月10日発表

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 イーピー株式会社は10日、110度CS放送を利用した蓄積型放送サービス「ep」の「ep蓄積サービス」と「メールサービス」を3月31日に終了すると発表した。なお、通常放送の055、056チャンネルは継続放送される。また、epステーションは録画機能付きチューナとして引き続き利用できるほか、返品・返金にも応じる。

 終了するサービスは、放送データを自動的にHDDの「epエリア」に蓄積し、テレビ番組と連動してCMなどの情報表示を行なう「ep蓄積サービス」と、電子メールの送受信機能。同社はサービス終了の理由について「諸般の事情」と説明している。

 なお、epチューナのBSデジタル/110度CSデジタルチューナ部と録画機能は従来通り使用できるが、サービス終了後でもHDD内のepエリアをユーザーエリアとして利用することはできない。

 また、メールサービス専用でプロバイダと契約していたユーザーは、別途自身でプロバイダとの解約を行なう必要がある。

 サービス終了に伴い、epステーションの今後の取り扱いについて、以下の2つから選択できる。

    A:epステーションを録画機能付きチューナとして継続使用する B:epステーションを返品し、購入金額の返金を受ける
 契約者にはサービス解約に関する承諾書が郵送され、上記のA、Bどちらかを選択、必要事項を記入の上、3月20日までに返送する。なお、同社は承諾書を返送したユーザーには、「これまでのご愛顧に対す感謝の気持ちも含め」(同社)、3,000円分のギフト券が贈呈される。

 epステーションの継続使用を希望した場合、契約変更などの手続きは不要。無償修理期間は保証書の記載通りで、保証期間終了後の修理については有償となる。4月以降の標準的な修理価格は、標準修理で3万円(原則として交換対応)、リモコン修理が5,000円。なお、2007年4月以降は別途料金が必要となる。

 返品・返金を希望する場合は、epステーションを引き取りは運送会社が行ない、利用者が指定した口座に購入金額が振り込まれる。なお、epステーションの購入金額は、承諾書に記載されている。

 epの放送開始は2002年7月1日。110度CSデジタル放送を利用し、HDD内蔵チューナを使った蓄積型放送という新しいシステムが話題となった。イーピー株式会社は2002年3月に198億円の増資を行ない、資本金を52億円から250億円に増強。東芝や松下電器など計49社が参画しているが、ソニーは2002年3月に持株を手放している。


□イーピーのホームページ
http://www.epep.jp/
□ニュースリリース
http://www.epep.jp/information.html
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http://av.watch.impress.co.jp/docs/20020128/intergat.htm

(2004年2月10日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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