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シチズン、業界初の2層記録用アクティブ収差補正素子を開発
-DVD-R、DVD+Rの2層記録で安定的な記録性能を実現


3月8日発表

連絡先:液晶デバイス事業部営業部
    Tel.0424-68-4615

 シチズン時計株式会社は8日、業界初の「DVD二層記録用アクティブ収差補正素子」を開発したと発表した。DVD-R、DVD+Rのどちらの2層記録にも対応する。

 同社が既に販売している1層記録対応「DVDチルト補正素子」の第2弾にあたる製品で、「DVDレコーダ市場での2層記録搭載の需要拡大に向け開発した」としている。

 独自開発した、超小型液晶光学パネルと液晶駆動ICを一体化し、1層記録と2層記録との切り替えの際に生じる球面収差を、液晶光学素子によってアクティブに収差補正する。現行のピックアップに搭載することで「収差を大幅に低減し、様々なディスク変動に対して安定的な記録性能を実現。プレーヤー間の高い互換性を保つことができる」という。

 現在、同社のDVDチルト補正素子は月産100万台体制。今後は2層記録での普及を見込み、中国広東省深セン市の科潤液晶電子制品廠などで、年内に月産500万台に引き上げる予定。

□シチズン時計のホームページ
http://www.citizen.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.citizen.co.jp/release/04/040308dv.htm
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(2004年3月8日)

[AV Watch編集部/furukawa@impress.co.jp]


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