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ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント(ブエナ・ビスタ)は10日、販売店向けに「ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント2004年春のコンベンション」を開催した。 このコンベンションは、2004年の春から夏にかけて同社がリリースするDVD、VHSビデオの紹介や、マーケティングプランなどを発表するもの。 今回は3月19日に発売されるDVD「ライオン・キング3 ハクナ・マタタ」や、ミッキーマウスのデビュー75周年を記念して発売されるDVDシリーズ「Walt Disney TREASURES」、テレビドラマ「エイリアス～2重スパイの女」などが紹介された。
冒頭、挨拶に立った同社日本代表の塚越隆行氏は、「DVDの世帯普及数は、2002年に1,800万を記録し、2003年には2,300万世帯を突破した。これは映像パッケージ産業にとって大変喜ばしいこと」としたうえで、「アダルトからはじまったDVDは、我々が得意としているファミリー層まで浸透した。DVDの機はまさに熟した。今後、ディズニーはDVDに本腰を入れる」と述べた。
その言葉を裏付けるように、会場では大作映画のDVD化や、新しい低価格再販キャンペーンなどの情報が紹介された。
DVD「ライオン・キング3 ハクナ・マタタ」は、劇場用アニメ「ライオン・キング」の裏舞台を描いたオリジナル・ビデオ作品。発売日は3月19日で、価格は2枚組で2,800円。 「ライオン・キング」で軽快なギャグを飛ばしていたティモンとプンバァを主人公とした作品。父の仇をとり、王座を奪い返すために奮闘するシンバの物語の裏側で、2人はどんなイタズラをしていたのか? というパロディ色の強い物語になっている。 本編ディスクと特典ディスクの両方に、約2時間に及ぶ特典映像やゲームを収録。劇中に隠れているミッキーを探すゲームや、ドキュメンタリー、テーマパークの乗り物をイメージしたバーチャル・サファリなどのコンテンツを収める。
なお、プロモーションには「ライオン・キング」の主題歌を歌ったDA PUMPが参加。彼らは「ライオン・キング3」の主題歌も担当しており、ミュージッククリップやスタジオ・トークなどもDVDに収録している。 また、6月18日に第1弾が発売される新シリーズ「Walt Disney TREASURES」も発表された。これは、ディズニー・スタジオの資料庫から、ウォルト・ディズニーが最も愛した作品だけを厳選した作品集で、6月から4カ月連続で発売される。 第1弾のタイトルは「ミッキーマウス/カラー・エピソード(1) 限定保存版」。'35年から'38年にかけて製作された、ミッキーマウスの初期カラー短編作品を年代ごとに計26本収録している。なお、その中には5本の初収録作品が含まれているという。総収録時間は250分以上。
ディスクは2枚組みで、パッケージはデジパック。外箱は銀色を基調としたデザインを採用。1万本の限定生産となっており、シリアルナンバーも入っている。特典映像として、映画史研究家のレナード・マルティン氏による解説映像、スケッチ、ポスターなどを収録するギャラリーコンテンツなども収めている。
今後のラインナップは7月23日に「シリー・シンフォニー 限定保存版」、8月18日に「ドナルドダック・クロニクル(1) 限定保存版」、9月17日に「ミッキーマウス/カラー・エピソード(2) 限定保存版」などが予定されている。
□ブエナ・ビスタのホームページ
(2004年3月10日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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