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ピクセラ、地上デジタルラジオ放送局にチューナ評価機を提供
-製品化は夏から秋にかけて。3月末にはEPGも放送


PCカードタイプの地上デジタルラジオチューナ評価機
3月15日発表


 株式会社ピクセラは15日、放送事業者向けに、3セグメント受信に対応した地上デジタルラジオチューナ評価機の提供を開始したと発表した。

 評価機は、同社が2003年9月に発表したPCカードタイプのチューナカード。3セグメント受信対応のOFDM復調LSIと、カードバスコントローラを1チップ化して内蔵しており、松下製のチューナユニットを搭載している。

 同チューナカードをPCと接続し、PCのスピーカーを使ってデジタルラジオを聴取する。PCにはBMLブラウザを兼ねた専用のソフトウェアをインストールし、ソフトウェア上から選局したり、文字情報や静止画、簡易動画の表示が行なえる。対応OSはWindows XP。

2003年9月の発表会で紹介されたWindows 2000/XP用の専用ソフトと、チューナカードのモックアップ。公開提供される評価機とはだいぶデザインが異なる

 評価機はNHKやエフエム東京など、社団法人デジタルラジオ推進協会(DRP)加盟の放送事業者各社に開発機材として提供される。地上デジタルラジオの受信テストに使われるほか、BML形式の文字情報や、静止画、簡易動画などの表示テストにも使用されているという。

 また、現在東京と大阪で行なわれている実用化試験放送において、3月末からEPGデータの送信テストも行なわれる予定になっており、評価機はその表示にも対応している。

 なお、コピーガードに関する仕様が決定していないため、評価機は録音・録画機能を装備していない。しかし、製品化の際には録音・録画が可能になる見込み。カードの外形寸法は54×115×11mm(幅×奥行き×厚み)。重量は約38g。消費電力は約1.5W。

 同社は今後のロードマップについて「2004年第1四半期にサンプル出荷を開始し、その後2004年7月、または8月を目処に商品化を目指す」としていたが、「開発はほぼ予定通りに進んでいる。一般向けの製品は、夏、もしくは秋にリリースしたい」という。


□ピクセラのホームページ
http://www.pixela.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.pixela.co.jp/news/2004/0315.html
□関連記事
【2003年9月30日】ピクセラ、世界初の3セグ対応地上デジタルラジオを発表
-2004年7、8月頃を目処に商品化を予定
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20030930/pixela.htm

(2004年3月15日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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