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アキュフェーズ、MCS回路を搭載した純A級ステレオパワーアンプ


5月初旬発売

連絡先:997,500円

連絡先:アキュフェーズ
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 アキュフェーズ株式会社は、MCS回路を搭載した純A級ステレオパワーアンプ「A-60」を5月初旬に発売する。価格は997,500円。

 純A級で動作し、MOS FET素子を採用したAシリーズの最新モデル。定格出力は480W×2ch(1Ω)、240W×2ch(2Ω)、120W×2ch(4Ω)、60W×2ch(8Ω)。ブリッジ接続したモノフォニック仕様時の出力は960W(2Ω)、480W(4Ω)、240W(8Ω)となっている。

 入力部に、同社のモノラルパワーアンプ「M-8000」や、ステレオパワーアンプ「P-7000」にも採用された「MCS(Multiple Circuit Summing-up)回路」を採用。同回路を純A級方式で動作させることで、低雑音化を図り、音の個性や潜在能力を引き出すという。

 増幅方式にはカレント・フィードバック回路を使用。出力段には、パワーMOS FETを1チャンネルあたり10ペアのパラレル・プッシュプル駆動させ、低インピーダンス化を実現。筐体左右のアルミダイキャスト製ヒートシンクと組み合わせて、インピーダンスの低いスピーカーでも安定したドライブができるという。

 電源部は容量約1,000VAの電源トランスと、82,000μF×2の平滑コンデンサで構成。トランスは高効率スーパーリング・トロイダル型で、電気的・機械的な外部への影響を防ぐため、アルミダイキャストケースに収納している。

 入力端子はバランス、アンバランスを各1系統装備。内部の信号経路は金によるプレート化が行なわれているが、使用頻度の高い入力端子には通常の約10倍の厚みを持った金プレート処理を施している。スピーカーターミナルは、Yラグやバナナ・プラグにも対応した大型のものを搭載している。

 フロントパネルにはデジタルパワーメータと、バーグラフのアナログメータの2種類を装備。デジタルメーターは、DSPの演算処理を通して、スピーカーの実装インピーダンスに基づく真の電力値を表示するという。外形寸法は465×545×238mm(幅×奥行き×高さ)、重量は45.1kg。

【主な仕様】

  • 全高調波ひずみ率:0.07% (2Ω負荷)/0.05% (4~16Ω負荷)
  • IMひずみ率:0.003%
  • 周波数特性
    • 定格連続出力時:20Hz~20kHz +0 -0.2dB
    • 1W出力時:0.5Hz~160kHz +0 -3.0dB
  • ゲイン:28dB (ステレオ/モノ仕様時共)
  • 負荷インピーダンス
    • ステレオ時:2~16Ω
    • モノフォニック時:4~16Ω
  • SN比:120dB
  • ダンピングファクター:100
  • 消費電力:550W(電気用品取締法)/385W(8Ω負荷定格出力時)
□アキュフェーズのホームページ
http://www.accuphase.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.accuphase.co.jp/a-60.htm
□製品情報(PDF)
http://www.accuphase.co.jp/photo/a-60.pdf
□関連記事
【2003年5月16日】アキュフェーズ、MCS回路を搭載したステレオパワーアンプ
-低インピーダンス化を追求、負荷1Ω時に1,000W×2chの出力
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20030516/accu.htm

(2004年4月21日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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