◇ 最新ニュース ◇
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【Watch記事検索】
アキュフェーズ、MCS回路を搭載したステレオパワーアンプ
-低インピーダンス化を追求、負荷1Ω時に1,000W×2chの出力


6月下旬発売

標準価格:98万円

連絡先:アキュフェーズ
     Tel.045-901-2771


 アキュフェーズ株式会社は、負荷1Ω時に1,000W×2chの定格出力が可能なステレオパワーアンプ「P-7000」を6月下旬に発売する。価格は98万円。

 IMひずみの発生を防ぎ、スピーカーを理想的に駆動するため、アンプの低出力インピーダンス化を追求。出力部にコレクター損失150W、コレクター電流15Aというトランジスタを採用し、この素子をチャンネル当たり11ペアーのパラレル・プッシュプル駆動することで、低インピーダンス化を図っている。

 増幅方式にはカレント・フィードバック回路を使用。チャンネル当たりの定格出力は、1,000W(1Ω)/500W(2Ω)/250W(4Ω)/125W(8Ω)。放熱性能に優れたアルミダイキャスト製の大型ヒートシンクを搭載し、低インピーダンス時でも安定した動作ができるという。

 電源部のトランスは定格1,500VA、コンデンサは容量56,000μFを2基搭載する。入力部には、同社のモノラルパワーアンプ「M-8000」にも採用された「MCS(Multiple Circuit Summing-up)回路」を採用。増幅ユニットを3回路並列接続することで低雑音化を図り、SN比や歪み率などが向上するという。

 プリント基板には低誘電率、低損失のテフロン基板を採用。また、プリントボードの銅箔面や、入力端子を含む主要な箇所に金プレートを施し、「音の純度を徹底的に磨き上げた」としている。

背面図

 フロントパネルは厚さ15mm。パネル面には、動作と照明のON/OFFが可能な大型アナログパワーメーターを搭載する。入力端子はBLANCE、UNBALANCE共に1系統を装備。また、リアパネルにはモノ/ステレオ/ブリッジ接続の切り替えスイッチを用意する。外形寸法は465×545×258mm(幅×奥行き×高さ)、重量は49.5kg。

【主な仕様】

  • 全高調波ひずみ率:0.05% (2Ω負荷)/0.03% (4~16Ω負荷)
  • IMひずみ率:0.003%
  • 周波数特性
    • 定格連続出力時:20Hz~20kHz +0 -0.2dB
    • 1W出力時:0.5Hz~160kHz +0 -3.0dB
  • ゲイン:28dB (ステレオ/モノ仕様時共)
  • 負荷インピーダンス
    • ステレオ時:2~16Ω
    • モノフォニック時:1~16Ω
  • SN比:122dB
  • ダンピングファクター:300 (ステレオ/モノ仕様時共)
  • 消費電力:930W(電気用品取締法)/585W(8Ω負荷定格出力時)

□アキュフェーズのホームページ
(5月16日現在、この製品に関する情報は掲載されていない)
http://www.accuphase.co.jp/
□関連記事
【2002年7月15日】アキュフェーズ、プリアンプとパワーアンプのフラッグシップモデル
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20020715/accu.htm
【2002年1月25日】アキュフェーズ、50万円の純A級ステレオアンプ
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20020125/accu.htm
【2001年10月24日】アキュフェーズ、115W/4Ω対応のステレオプリメインアンプ
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20011024/accu.htm
【2001年10月19日】アキュフェーズ、32万円のステレオプリアンプ
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20011019/accu.htm

(2003年5月16日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


00
00  AV Watchホームページ  00
00

Copyright (c) 2003 Impress Corporation All rights reserved.