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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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株式会社アイ・オー・データ機器は、XVD対応のキャプチャカードとして初めてテレビチューナを搭載した「GV-MVP/XVD」を5月末に発売する。価格は30,975円。
米DigitalStream USAが開発した動画圧縮技術「XVD」のリアルタイムエンコード機能を搭載したPCIキャプチャカード。機能的には2003年5月発売のPCIキャプチャカード「GV-XVD/PCI」にテレビチューナを搭載した製品となる。対応OSはWindows 2000/XP。 カード上に搭載した米Texas Instruments(TI)製のDSPにより、テレビチューナや外部入力映像をXVD形式にリアルタイムでエンコードする。XVD形式以外でのキャプチャはできない。高画質化回路として、3D Y/C分離、ゴーストリデューサも搭載する。リモコンは別売の「GV-MVP/RCkit」が利用できる。
DSPはGV-XVD/PCIと同じくTI製。ただし型番は異なる。また、GV-XVD/PCIから基板レベルでノイズの低減に取り組んだという。記録解像度は720×480/480×480/352×480/352×240ドット。15~30fpsのフレームレートに対応し、記録可能なビットレートは1~3Mbps。 テレビ視聴・録画ソフトは、最新の「mAgicTV 4.2」が付属する。mAgicTV 4.2の市場投入は初めてとなる。ADAMS-EPG+とiEPGに対応し、CMスキップ、OFFタイマー、DVDライティングなどの機能を搭載する。また、BHA製のXVDエンコードソフト「超圧縮XVD plus」製品版を同梱。さらに、PC周辺機器としては初めての添付となる、デジオン製ホームネットワークソフト「DiXiM」も付属する。 mAgicTV最新版では、キーワード、ジャンル、放送局、曜日をキーにした「おまかせ録画機能」を利用できる。条件を検索後、即座に予約に反映させることも可能。また、従来3分のマージンを必要としていた連続予約録画を見直し、「12:00~13:00」、「13:00~13:30」といった、連続する予約設定が可能になった。
さらにエクスポート先として、「MPEG Transcoder」、「XVD Editor」、「DiXiM Meida Server」(いずれも同梱ソフトの機能)が選べるようになったほか、録画終了時に自動的にエクスポートする「自動処理」も加わっている。
そのほか、224kbps固定だったオーディオビットレートを192~384kbpsに変更。手動録画時にADAMS-EPG+から番組情報を取得する機能や、「本日だけ」、「明日だけ」といった、取得日数の選択機能が追加された。マルチTVPIにも新たに対応している。 発表会では、共に1.44MbpsでのXVDとDivXのブロックノイズの出方を比較するなど、XVD形式の圧縮効率の良さをアピールした。また、今後は「DivXと違い一部のマニア層向けだけではなく、MPEG同様に、普通の感覚で使えるフォーマットとして広げていきたい」(増田憲泰プロダクトマネージャー)との方向性を示した。
同時に、テレビキャプチャカード「GV-MVP/RX」のLowProfile PCI版として、「GV-MVP/RXLE」を6月上旬に発売すると発表した。価格は16,590円。対応OSはWindows 2000/XP。
ハードウェアMPEG-2エンコーダを搭載したテレビキャプチャカードで、ベースのGV-MVP/RXから3次元Y/C分離やゴーストリデューサを省略したエントリーモデルという位置付け。リモコンは付属せず、別売のGV-MVP/RCkitに対応している。 録画ソフトは、おまかせ録画対応の最新版「mAgicTV 4.2」が付属。そのほか、DVDオーサリングソフト「WinDVD Creator2」やXVD変換ソフトなどを同梱する。
□アイ・オーのホームページ (2004年5月11日) [AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]
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