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富士通テン株式会社は、カーAV製品「ECLIPSE(イクリプス)」の2004年夏モデルとして、HDDナビ2機種と、DVDナビ3機種の計5モデルを7月1日に発売する。各モデルの仕様と価格は下表の通り。
■AVN8804HD
2003年10月に発売された最上位モデル「AVN9903HD」の下位モデル。ナビゲーション用とオーディオ用に20GBのHDDを2基搭載するほか、DVDビデオや、MP3/WMAファイルを収録したCD-R/RWの再生にも対応したDVD/CDドライブ、メモリースティックスロット、4chアンプで構成される。 オーディオ用HDDには、ATRAC3フォーマットで最大約3,000曲を録音できる「Music Juke」機能を搭載。新たにCDからの4倍速録音に対応したほか、再生しながら録音できる「追っかけ再生」も利用できる。 さらに、「曲イメージ」、「シーン」、「年代」、「タイアップ/イベント」の4つの属性から条件を選ぶことで、その日の気分にあった楽曲を自動的に選曲してくれるという「楽曲エージェント」機能も備えている。 また、FMラジオの多重放送を使って最新CDのタイトル情報を受信できる「FM de TITLE」機能を業界で初めて搭載。毎週、メジャーCD50枚分の楽曲データをJFN系列のFM局から受信し、CDDBのデータを無料で更新できる。なお、TV用アンテナとGPSアンテナを一体化したフィルムアンテナを同梱しており、スマートに設置できるという。
DVDドライブはDVDビデオの再生に対応し、ドルビーデジタル5.1ch、DTSデコーダも内蔵。別売のセンタースピーカーとサブウーファを追加することで、5.1chシステムへの拡張も可能。ディスプレイ部は800×480ドットの6.5型ワイドパネルを採用。アンプ部は最大出力50W×4ch(4Ω)。 ナビ機能では、IKONOS衛星画像の収録都市数が2003年モデルの27エリア61都市から、49エリア84都市に拡大。さらに、IKONOS衛星画像にVICSで受信した渋滞情報の表示ができるようになった。ほかにも、最大100個のお気に入りルートが登録できるルートバンクや、政令指定都市の主要な交差点の3D画像なども収録している。
また、同社が提供しているトヨタ車の純正ナビなどに搭載されていた「エージェント機能」を、市販製品としては初めて搭載。「日向エリ」というアシスタントキャラクターが会話形式でサービスエリアなどの様々な情報をドライバーに提供する。また、独り言を言ったり、ドライバーが無視し続けるとそっけない態度をとるなどのエンターテイメント性も備えている。
■AVN6604HD
8804HDの下位モデル。ナビ用に約10GB、音楽用に約20GB、計30GBのHDDを搭載し、8804HD同様に最大3,000曲が収録可能。「楽曲エージェント」機能もサポートするが、4倍速録音機能などは省かれている。 HDDに加え、DVDビデオやMP3を収録したCD-R/RWの再生も可能なDVD/CDドライブ、MDLPに対応したMDデッキ、メモリースティックスロットを搭載。最大出力50W×4ch(4Ω)のアンプも内蔵している。ディスプレイは400×234ドットの6.5型ワイド液晶パネルを搭載する。
また、SRS Labsのサラウンド技術「SRS Circle Surround II」を搭載。4chスピーカーだけでDVDビデオの5.1chサラウンドを再現するほか、2chソースを5.1ch相当の臨場感で再生できるという。なお、FMラジオのCircle Surround放送にも対応している。
■AVN5504D/4404D どちらのモデルも50W×4chのアンプを内蔵。5504Dは、DVDビデオの再生に対応したDVDドライブとCDドライブ、MDデッキを搭載。ただし、MP3/WMAファイルの再生はサポートしていない。MD部はMDLPに対応。ディスプレイは400×234ドットの6.5型ワイド液晶パネルを搭載する。 4404Dは5504DからMDデッキを省いたモデル。CDドライブはMP3/WMAファイルの再生をサポート。スピーカーごとの音の到達時間のズレを補正する「タイムアライメント」機能や、13バンドグラフィックイコライザ、パラメトリックイコライザなどを搭載し、高度な音響調整ができるという「アドバンスモード」を備えている。
■AVN2204D
DVDナビとCDドライブを備えたシンプルなモデル。MP3/WMAの再生機能は省かれているが、50W×4chのアンプを内蔵。
ディスプレイ部は5504D/4404Dと同じ、400×234ドットの6.5型ワイド液晶パネルを搭載する。
■ライフスタイルに合わせたナビ
槌本隆光社長は「今回発表した5機種と従来の3機種を合わせ、ナビ商品は計8機種になる。これは他社と比べても非常に豊富なラインナップになる」と、顧客のニーズに合わせたという商品群をアピール。「今後もライフスタイルに合わせて、ユーザーが選べる商品を目標にしていきたい」と抱負を語った。 さらに、「2月に北米でカーナビの販売を開始し、間もなく中国市場にも本格的に参入する予定。今後はヨーロッパなどにも売り込んでいきたい」と、グローバル展開についても意欲を見せた。
□富士通テンのホームページ
(2004年5月18日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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