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マランツ、216MHz/14bitビデオDAC搭載のユニバーサルプレーヤー
-HDMI端子を装備。ドルビーヘッドフォン機能も搭載


7月発売

標準価格:157,500円

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 日本マランツ株式会社は、SACDマルチチャンネルやDVDオーディオ/ビデオ対応のユニバーサルプレーヤー「DV9500」を7月に発売する。価格は157,500円。カラーはゴールドとブラックを用意する。

リモコン

 上位モデル「DV-12S2」のオーディオ技術と最新の映像技術を結集した、というユニバーサルプレーヤー。SACD、DVDオーディオ/ビデオ、音楽CD、ビデオCD、SVCD、CD-R/RWの再生に対応し、MP3ファイルの再生もサポートしている。

 デジタルインターフェイスとしてHDMI端子を搭載。HDMI対応のプロジェクタなどにフルデジタル伝送が可能になった。また、ビデオDACには、「DV-12S2」搭載の216MHz/12bitよりハイスペックな、216MHz/14bitのDACを搭載。14bit化により、色再現性や輝度階調再現性を格段に向上させたという。

 IP変換やスケーリング部には10bitデジタル処理回路を搭載し、HDMI端子経由で480pの映像を720pや1080iにアップコンバートして出力可能となった。さらに、プログレッシブ回路も新開発のアルゴリズムにより、ジャギーの低減とシャープな画像を実現したという。

 192kHz/24bitのCirrus Logic製オーディオDAC「CS4398」を、フロント2ch、サラウンド2ch、センター/サブウーファ用に合計3個搭載。また、独自の高速電圧増幅回路「HDAM」を採用した専用の独立オーディオ基板を採用し、ビデオ回路からの影響を抑えた。

 ドライブメカは、同社のSACDプレーヤー「SA8400」で開発したマランツオリジナルドライブメカモジュールをベースに、DVD/SACD専用モジュールを新たに開発。同モジュールの採用により、見通しのよい音場空間を実現したという。周波数特性は4Hz~88kHz(DVDオーディオ)、SN比は130dB(DVDオーディオ)、ダイナミックレンジは110dB(DVDオーディオ)。

背面

 Cirrus Logic製の32bitオーディオDSPを搭載し、DTS96/24のデコードに対応。また、ヘッドフォン出力に専用DACを搭載し高音質化を図ったほか、ドルビーヘッドフォンにも対応する。同社では単体DVDプレーヤーでのドルビーヘッドフォン対応は世界初としている。

 また、SACDの再生エリアをリモコンで選択できる「サウンド・モード」機能を装備。ディレイタイム、バスマネジメント調整機能も搭載し、DVDビデオ/オーディオのほか、SACD再生時にも調整できる。

 映像出力はHDMIのほか、コンポーネント(RCA)×1、D2×1、S2映像×1、コンポジット×2。ホームオートメーションコントローラとの連携を可能にするRS-232C端子も装備する。音声出力は同軸デジタル、光デジタル、アナログ5.1ch、アナログ2chを各1系統搭載する。

 消費電力は29W(待機時0.4W)。外形寸法は440×384×115mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約8.5kg。

□マランツのホームページ
http://www.marantz.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.marantz.jp/he/news/press/dv9500.shtml
□関連記事
【2003年9月10日】マランツ、216MHzビデオDAC搭載のユニバーサルプレーヤー
-HDCP対応DVI-D出力も搭載
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20030910/marantz2.htm
【2003年8月22日】マランツ、ステレオ専用SACDプレーヤー「SA8400」
-回路高速化技術「Absolute SA Technology」搭載
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20030822/marantz2.htm

(2004年5月25日)

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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