JCC、地上アナログ4チューナ/4エンコーダの「BigChannel 4C」 －外付けUSB HDDへの録画番組のコピーが可能に

写真はBigChannel 2。筐体はBigChannel 4Cと共通

6月25日発売 標準価格 ： オープンプライス 連絡先 ： 営業部 Tel.03-3864-5511

　日本電算機株式会社は、4チューナを搭載したビデオサーバー「BigChannel 4C」を6月25日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は60万円弱程度と見られる。

　2月に発売した地上アナログチューナ×6、BSアナログチューナ×1、250GB HDD×9の「BigChannel 2」の下位モデル。地上アナログチューナ、エンコーダ、250GB HDDをそれぞれ6基から4基へ減らし、販売価格の低価格を図った。

　また、USB 2.0接続の外付けHDDへのコピー機能を追加した。市販の外付けHDDへMPEG-2のまま番組単位で書き出せる。HDDは本体のUSB 2.0端子に接続し、2台まで増設できる。

　コピーは手動と自動の2種類を選択でき、自動の場合、特定の番組を書き出す場合と、録画した番組を毎回自動的にコピーする2モードを用意。録画スケジュールの空き時間を見ながら、コピーのスケジューリングを自動的に行なうという。

メニューに「USB-HDDにコピー」、「自動バックアップ」などを追加	予約録画時に「自動バックアップ」を指定できる

　そのほかの仕様はBigChannel 2を踏襲する。録画モードは13/8/4/3/2/1Mbpsの6段階で、複数チャンネルの同時録画が可能。予約録画に独自の「Bepg」を使用し、「超多君のマトリックステレビ」、「リアルクロックナビゲーション」といった同社提供のサービスが利用できる。

　DVD±R/RWドライブを搭載し、録画番組のバックアップも可能。搭載ドライブの最大書き込み速度は、DVD-Rが4倍速、DVD-RWが2.4倍速。ただし、発売時には新しいスペックのドライブになる可能性もあるという(従来機種についても出荷時期によりアップデートされる可能性あり)。

　D2×1、S映像×2、コンポジット×2、光デジタル音声×1、アナログ2ch音声×2の各出力端子を搭載。AV系の入力端子として、S映像、コンポジット、アナログ音声を各2系統備える。ケースはBigChannel 2と同じものを採用。リモコンも同形状のものが付属する。

　発表会では、発売済みの「iBOXブロードメディアサーバーKモデル」と「同Dモデル」の将来出荷分に対し、アップグレードソフトをバンドルするとの発表もあった。6月15日にリリースを開始する予定。

　アップグレードによる主な新機能は、外付けUSB HDDへのコピー機能と、iBOXサーバー同士の相互接続による連携機能。

　増設HDD機能は、上記BigChannel 4Cと同等。KおよびDモデルはUSB 2.0端子を4つ備えており、計4台までのHDDの接続が可能。

iBOXブロードメディアサーバーKモデル	iBOXブロードメディアサーバーDモデル。左はデモ用のUSB 2.0 HDD

「録画一覧表示」に「外部iBOXサーバ」を追加	接続先の録画番組リストを取得し、再生を行なう

　連携機能は「iBOXサーバー・プラスプラス」と呼ぶもので、KモデルおよびDモデルをLANで接続し、互いのHDDに記録した録画番組の視聴を可能とする。

　また、接続先のiBOXのチャンネル操作などが行なえる。Kモデル、Dモデルはそれぞれダブルエンコーダ、ダブルチューナを搭載するため、計4チャンネルの同時録画が可能。接続できるiBOXは2台まで。

リアルクロックナビゲーション対応サイト「これが奥寺康彦のSoccor Eyeだ!」

　また、リアルクロックナビゲーションを利用したサイトとして、横浜FC代表取締役・ゼネラルマネージャーの奥寺康彦氏によるサイト「これが奥寺康彦のSoccor Eyeだ!」を開設する。現在はデモページとなっているが、近日に正式オープンする見込み。

　同氏の解説文中に、試合中継番組のタイムコードをリンクとして埋め込んだサイトで、iBOXサーバーやBigChannelシリーズで該当番組を録画してあれば、解説に合わせたシーンを再生できる仕組み。将来は、リアルクロックナビゲーション対応のファンサイトなどと連動させるという。

(2004年5月26日)

[AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]

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