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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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JCC日本電算機株式会社は、ホームサーバー「iBOX」の新モデル「iBOXブロードメディアサーバー Kシリーズ」を9月より発売する。価格は20万円前後の見込み。
Kシリーズは「The King of Home Server」の愛称が付けられた同社製ホームサーバーのフラッグシップモデル。DVD±RWドライブと200GB HDDを搭載したハイブリッドレコーダで、BSアナログチューナとGRTを備え、2番組の同時録画が可能となっている。記録ビットレートは8/4/2Mbps。 HDDにはDVDビデオ形式で記録され、DVD±R/RWへのダビングが行なえる。DVD-Rへのダビング速度は最高4倍速。Ethernetを搭載し、独自のEPG「Bepg」を利用した録画予約も可能。
また、新機能「超多君(超多忙な人)のマトリックステレビ」を搭載した。マトリックステレビは、特定のニュース番組や、スポーツ番組、ワイドショーなどから、1日のトピックをジャンルごとに抜粋し、放送時間順にトピックをランキング化し、蓄積する機能。 ランキングは、株式会社プロジェクトによる集計データを利用し、その日に放送されたニュースなどを重要度ごとに5位までランク付けする。ジャンルはニューストピックを集めた「The Big News Today」、ワイドショーを集めた「今日のワイドショウ」、夜のニュースをクリップした「ニューストピック」、ニュースクリップを自動的にアーカイブするし、同一テーマで週間/月間で1つのファイルに編集する「エンディングアーカイブ」が用意される。
トピックごとに、「イチローついに首位打者」のようなタイトルが付与されて蓄積されるため、帰宅時などに、その日のトップニュース/トピックを簡単に知ることができる。また、野球などの放送延長があった場合でも、同社のサーバーのEPGを参照し、変更された放送時間通りに録画できる「中継延長ピッタリ録画機能」も搭載している。なお、中継延長機能はNHKの放送では利用できない。
同機能はJCC指定の番組からのトピックのピックアップを行なうため、1ジャンル辺り、1日約7~8時間を自動録画する。また、ランキング画面にはインターネット上のニュースサイトへのリンクも用意されており、詳細な情報を知りたい場合などは、そちらも利用できる。なお、「超多君のマトリックステレビ」機能は、iBOXの従来モデルでもソフトウェアアップデートにより対応できる。 また、MYEPG機能も新たに搭載した。同機能により、EPG画面のカスタマイズが可能で、必要な局を選別し、好みの局を1画面中に表示するといった設定が可能。 Ethernet×2のほか、D2出力端子×1やS映像出力×2、コンポジット出力×2、アナログRGB(D-Sub15ピン)×1、音声出力×2、光デジタル出力×1を装備。入力端子は、S映像×3、コンポジット×3、アナログ音声×3を備えるほか、IEEE 1394×1や、USB 2.0×2、USB 1.1、PCカードスロットなどを装備する。
IEEE 1394接続によるビデオキャプチャのほか、無線LAN PCカードの利用により、無線LANサーバーとしても使用できる。外形寸法は430×357×79mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約7kg。専用リモコンが付属する。 また、発表会では、iBOXサーバーの利用者から希望者100名を募り、8月15日より視聴率測定調査「AWR(アドバンスド・ウィークリー・リザーブ&リコメンデーション)」を行なうことも明らかにされた。 100台のiBOXユーザーの録画予約状況や、実際の録画/視聴状況を把握し、自動的にデータ集計する調査で、iBOXユーザーが「どんな番組に興味を持っているか」、「どれくらいの人が実際に見たのか」などが、世代や性別別に集計されてBepg上に表示される。従来の視聴率調査のような事後的なデータだけでなく、「今週注目の番組」などの未来の動向も知ることができるのが特徴で、番組の期待値や、性別、年代別の注目度などが測定できるという。 なお、同調査にはテレビ神奈川(TVK)が協力し、EPG上の自局の項目に動画による番組宣伝や告知を挿入するなどの実験も行なっていく。 □日本電算機(JCC)のホームページ (2003年7月15日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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