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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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イオン株式会社は10日、イオングループで販売中の20V型液晶テレビについて、シャープ株式会社が東京地裁に販売差止請求を起したことについて、困惑しているとの声明を発表。シャープとの取引を当面停止することを明らかにした。 シャープは7日付けで、台湾の東元電機(TECO)の日本法人である三協に対し、液晶パネルの特許侵害を理由に、液晶テレビの生産・販売差し止めなどを求める仮処分申請を東京地裁に申し立てており、8日には東京税関に輸入差し止めを請求している。 イオンでは、この措置を受けて「シャープ、三協両社にも具体的内容を照会して、調査をする」としながらも、「当社があたかもコンプライアンスに問題がある商品を承知の上、取扱っているかのような誤解を与えかねず、甚だ遺憾」とのコメントを発表。 さらに、「本来、シャープと(パネル供給元の)AuOの両社間で解決すべき問題を、当社を巻き込んで問題解決に当ろうとしていると受け止めざるを得ず、その企業姿勢に対し疑念を抱いている。シャープがイオンのブランドを傷つけてまで、自己中心的な企業活動を進めるということである以上、シャープとの取引を中止する」と、今回のシャープ側の対応を強く批判している。 なお、イオンでは今回の取引停止について「期限は設けていない。取引は10日から停止するが、店頭在庫については従来どおりの対応となる」と話している。また、同社とシャープとの取引額は昨年度実績で年間70億円で、その半数以上がテレビ関連としている。
□イオンのホームページ (2004年6月10日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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