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ソリッドアコースティックス、正12面体の無指向性スピーカー
−リスニングポイントを選ばず、リアルな音像を実現


卓上スタンドは別売
6月10日発売

標準価格:オープンプライス

連絡先:ソリッドアコースティックス
   Tel.03-5730-8532


 株式会社ソリッドアコースティックスは、正12面体のエンクロージャに12個のユニットを取り付けた無指向性スピーカー「SA-355i」と、専用のアコースティックイコライザ「SA-E355」を6月10日に発売する。価格はどちらもオープンプライス。SA-355iは1本単位の販売で、店頭予想価格は4万円強。SA-E355は2万円程度で、SA-355i 2本と、SA-E355 1台で計10万円程度の見込み。

 SA-355iは、正12面体のアルミダイキャスト製エンクロージャを採用した無指向性スピーカー。各面に5cm径のフルレンジユニットを合計12個搭載しており、360度すべての方向に均等に音を放出する。

カラーリングはブラックとシルバーの2種類を用意 ユニットは5cm径のフルレンジを採用

 人間の声や楽器など、自然界には「点音源・無指向性」の音が多い。そのため、スピーカーにおける理想の形は「質量を持たない点音源」と言われている。SA-355iはこの理想を仮想的に実現したというスピーカー。各ユニットの軸が12面体エンクロージャの中心で点を結ぶため、そこに仮想の点音源が発生。そこから360度に音が放出される。

 そのため、通常のスピーカーのように、前面の音圧が高く、左右や背後が低いといった状態にならず、部屋の中をほぼ均一な音圧レベルで満たすことができる。また、自然界の音の発生・伝播の仕組みと同じため、リアルな音像の定位が得られ、リスニングポイント/エリアが限定されないという利点もあるという。

発表会では、マイク用スピーカーとしても使われていた。ユニット1個あたりの放射エネルギーが12分の1になるため、ハウリングにも強い

 CDプレーヤーなどと接続し、通常のオーディオ用スピーカーとして利用できるほか、ホームシアターなどのサラウンドスピーカー、パーティー会場のBGM用スピーカーとしても使用可能。さらに、コンサートホールや体育館、交通機関などの公共施設、テーマパークやライブハウス、喫茶店や美容院などの商業施設などでの利用も想定している。

 なお、通常の音楽信号を、12面体スピーカーに適したものにカスタマイズする専用のアコースティックイコライザ「SA-E355」も用意する。RCAのアナログ入出力を2系統用意しており、2台のスピーカーに対応可能。同社は「インストーラが判断した場合を除き、通常の家庭でオーディオやシアターに利用する場合は、同イコライザを追加したほうが、よりリアルな音を楽しめる」としている。

アコースティックイコライザ「SA-E355」

 入力端子は6.3mmのモノラルヘッドフォン端子を採用。スピーカー側がヘッドフォン、アンプ側が通常のスピーカーケーブルになっている専用コードが付属する。インピーダンスは6Ω。最大許容入力は80W。外形寸法は170×170×170mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約2.5kg。オプションで卓上スタンドや天吊り/壁掛け用金具などを用意。卓上スタンドは1,000円前後の見込み。

卓上スタンドは一見頼りなく見えるが、すべてのユニットが正対して設置しているため、相互に振動を打ち消しあい、エンクロージャはほとんど振動しないという 接続端子は直径6.3mmの標準モノラル端子。発表会では試聴デモも行なわれたが、床から小川のせせらぎが聞こえ、天井で小鳥が飛び回るなど、無指向性ならではの広大な音場が体験できた


■ 新しい音響空間を提供する

 製品の開発も担当している川上厳社長は、「新しい音響空間の心地よさや楽しみ方を提案することと、パブリックスペースの音環境を向上させることが我が社の企業理念」と説明。

 さらに「12面体のスピーカーは以前から存在していたが、ホールの音響計測など、一部で利用される高価なシステムだった。SIKKIM(2本1組+イコライザ:330,750円)というコンシューマも意識した製品も販売しているが、SA-355iは生産体制を見直し、普及価格を実現した。多面体スピーカーが創造する新しい音の心地良さを手軽に楽しんでほしい」と新製品にかける想いを語った。

川上厳社長。通常のスピーカー用測定では製品の魅力が伝わらないため、周波数特性などは公開していないが、残響室特性は非常に優れているという 都内のCDショップや美容院などで既に利用されている

 また、公共施設や店舗での利用については「1本で全方向をカバーでき、間接音も効率的に使うため、スピーカーとの距離によって発生する音の減衰感が少ない。つまり、少ないスピーカーで、どこでも明確に聞こえる環境を構築できる」と利点を解説。設置やメンテナンスのコスト削減に繋がるとアピールした。

□ソリッドアコースティックスのホームページ
(6月10日現在、この製品に関する情報は掲載されていない)
http://www.solidacoustics.com/
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【2003年10月23日】AVフェスタ2003 【会場レポート 3】
KOSSのNCヘッドフォンや1ビットアクティブスピーカーなど
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20031023/avf04.htm

(2004年6月10日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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