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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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ソニーは、世界最小/最軽量の20GB HDD搭載ネットワークウォークマン「NW-HD1」を7月10日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は53,000円前後の見込み。
「ウォークマン」ブランドとしては、初となるHDDオーディオプレーヤー。同社のHDDプレーヤーは「VAIO pocket」やMPEG再生に対応した「HMD-A1」などが発売されているが、NW-HD1は「純粋にオーディオプレーヤーとして企画した製品」という。「VAIO pocketとは開発面で協力している」というが、「コアとなるDSPは共通だが、基盤や回路設計などは完全に別で、小型/軽量化や低消費電力化などを図った」としている。
外形寸法は89×12.6~13.8×62.1mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約110g。1.8インチHDDを採用したオーディオプレーヤーでは、世界最小/最軽量としている。ボディカラーはブラックとシルバーが用意される。
ボディにマグネシウム合金を採用し、ボディの堅牢化を図ったほか、HDDには重加速度センサー「Gセンサー」機構を搭載。本体の落下を検知すると即座に、記録ヘッドを退避し、HDDの損傷を防ぐという。また、HDDを包み物理的な衝撃を和らげる「対衝撃ダンパー」も備えている。 対応オーディオフォーマットはATRAC3/ATRAC3plusで、対応ビットレートはATRAC3plusが48/64/256kbps、ATRAC3が66/105/132kbps。ATRAC3plus 48kbpsでは13,000曲を収録可能という。 パソコンとのデータ連携や充電は付属のクレードルで行なう。データ転送はUSB 2.0に対応し、データストレージとしても利用できる。
本体へのデータ転送は付属の「SonicStage Ver.2.1」を利用する。SonicStage Ver.2.1では未転送の曲を自動検知して、転送する「自動転送」機能を搭載。また、Sonic Stage Ver.2.1と「NW-HD1」は、「ATRAC Audio Device(ATRAC AD)」と呼ばれるフォーマットをサポートした。 ATRAC ADでは対応機器に与えられた固有の情報に基づいて、PCとの間で機器認証を行ない、暗号化された音楽をダイレクトに転送できるようになった。あわせてHDDに最適化したデータ管理などを行なうことで、転送速度を従来の約5倍に高速化したという。なお、ATRAC ADはHDD内蔵機器向けの規格となっており、VAIO pocketとHDD AVカーナビシステム「XYZ」でも既に採用している。今後オープンなライセンス活動を行なっていくとしている。
本体ディスプレイは1.5型のELバックライト付き液晶を採用。Artist/Album/Genre/Group/Playlist/Otherなどの検索モードを用意し、本体の上下左右キーで曲/アルバムなどを選択し、中央のPlay/Stop/Enterボタンで曲の再生が行なえる。VPT Acoustic Engineなどの高音質化回路や、6バンドイコライザなどを装備する。 また、付属のカナ漢字表示対応液晶リモコンでの基本操作も可能。バッテリはリチウムイオンで、連続再生時間は約30時間(ATRAC3plus 48kbps)/約27時間(ATRAC3plus 64kbps)。充電時間は約3時間。ACアダプタやUSBクレードル、リモコン、ヘッドフォン、キャリングポーチなどが付属する。
□ソニーのホームページ (2004年7月1日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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