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ソニー、クラス最小ボディの331万画素CCDハンディカム
-同スペックの横型モデルも


左からDCR-PC350、DCR-HC88
8月6日発売

標準価格 オープンプライス

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 ソニーは、300万画素クラスで世界最小のDVカメラ「DCR-PC350」を8月6日に発売する。本体カラーはブラックとシルバーを用意。また、9月3日には横型ボディタイプ「DCR-HC88」も発売する。価格はいずれもオープンプライス。店頭予想価格は、PC350が135,000円前後、HC88が11万円前後と見られる。


■ DCR-PC350

左からシルバー、ブラック

 2003年9月発売の「DCR-PC300K」の後継機で、引き続き1/3型331万画素のCCDを採用。PC300Kから感度向上とノイズ低減を図った新開発のCCDを搭載する。最低被写体照度は、PC300Kの15ルクスから11ルクスになった。有効画素数は、動画205万、静止画305万。カラーフィルタは原色。

 また、画像処理にデジタルカメラの技術を応用、動画と静止画の画質を向上させたという。特に色再現を改善し、より自然で忠実な色表現が可能になったとしている。具体的には、静止画ではノイズや黒つぶれなどを、静止画および動画では緑色と肌色の再現性などを改善したという。

 また従来のオート露出補正では、明るさの違う色を撮る場合、どちらかの露出に引きずられ、不自然な色になりがちだった。そこで露出精度を向上させ、自然な色と明るさの変化の記録を可能にしたとしている。

 レンズには光学10倍ズーム、F1.8~2.9のカールツァイス「バリオゾナーT*(スター)」を搭載。焦点距離は、テープ撮影時が45~450mm、メモリ撮影時が44~374mm(共に35mm判換算)となっている。フィルタ径は30mm。手ぶれ補正は電子式を採用する(動画記録のみ動作)。

ブラックの右側面 MFリング付きのレンズ ズーム、録画ボタン装備の液晶モニター
カセットデッキ部 背面操作部 側面

 どちらかといえば男性向けのデザインだったPC300Kから本体デザインを変更し、「今回は女性にも受け入れられるデザインを目指した」という。小型化をすすめ、体積でPC300Kの約500ccから約400ccに低減。外形寸法は57.3×106.7×107.3mm(幅×奥行き×高さ)で、PC300Kから幅1.7mm、奥行き5.7mm、高さ11.6mmの小型化を実現している。重量は440g(本体のみ)、撮影時510g(付属のNP-FF51使用時)。PC300Kより、本体重量が約100g軽量になっている。

前モデルDCR-PC300K(左)と並べたところ

 また、バッテリもインフォリチウムMシリーズの「NP-FM30」(700mA、重量約65g)から、インフォリチウムFの「NP-FF51」(780mA、45g)に変更。付属バッテリでの連続撮影時間は、ビューファインダーOFF/液晶モニターON/液晶バックライトONで1時間30分、ビューファインダーON/液晶モニターOFFで1時間45分となっている。

 レンズも開放F1.8を維持しつつ、レンズブロック全体を10%小型化。液晶パネルも2.5型のサイズはそのままに狭額・薄型化し、さらにEVFもモジュール化することでサイズを抑えたという。

 本体の小型化に伴い、メモリースティックスロットは今回からメモリースティックDuoおよびメモリースティックDuo Pro専用になった。MPEG-1とJPEGの記録が可能で、MPEG-1の記録解像度は320×240/160×112ドット。JPEGは、2,016×1,512/1,600×1,200/640×480ドットで記録でき、PictBridgeにも対応している。

 液晶モニターの左にはズームボタンや録画ボタンを装備。液晶モニターの端を左手でつかむことで、ローアングルなどでの操作が楽になるという。液晶モニターはタッチパネルインターフェイスを採用する。

 本体部の入出力端子は、S映像入出力、マルチAV入出力(コンポジット/音声)、マイク入力、DC INなどを搭載。USB、i.LINK、S映像入出力、マルチAV入出力、DC INを備えたクレードル「ハンディカムステーション」も付属する。

ハンディカムステーション装着状態 ハンディカムステーションの入出力部


■ DCR-HC88

 DCR-PC350とCCD、レンズなどの基本スペックは共通で、横型ボディを採用したモデル。ただし、PC350が採用するマニュアルフォーカスリングは装備していないほか、レンズフィルター径も37mmとなっている。また、フラッシュもポップアップ式で、ハンディカムステーションも付属しない。

 PC350より本体は大きく、バッテリはインフォリチウムFバッテリーではなく、インフォリチウムMバッテリーを採用し、「NP-FM30」が付属する。付属バッテリでの連続撮影時間は、ビューファインダーOFF/液晶モニターON/液晶バックライトONで1時間30分、ビューファインダーON/液晶モニターOFFで1時間40分。外形寸法は74×174×88mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約625g(本体のみ)、約710g(付属バッテリ「NP-FM30」装着時)。

DCR-HC88 液晶モニター 右側面

□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200407/07-0706/
□関連記事
【2003年7月31日】ソニー、331万画素CCD搭載のDVカメラ
-カールツァイスレンズやリモートカメラ機能を搭載
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20030731/sony.htm

(2004年7月6日)

[AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]


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