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デノン、SACD/CDの2chプレーヤーフラッグシップモデル
-「Advanced AL24 Processing」を搭載


8月上旬発売

標準価格:525,000円

連絡先:宣伝部
   Tel.03-3837-8915


 株式会社デノンは、高級CDプレーヤー「S1」シリーズの後継モデルとして、SACDプレーヤーのフラッグシップモデル「DCD-SA1」を8月上旬に発売する。価格は525,000円。カラーリングはシルバー(S)。

 2chのピュアオーディオ用のハイエンドプレーヤーとして、SA(Sensitive & Advanced)をテーマに開発されたフラッグシップモデル。CD再生系には、192kHz/24bitに対応したアナログ波形再現技術「AL24 Processing Plus」に加え、時間軸領域での情報量を大幅に向上したという「Advanced AL24 Processing」を搭載。アップコンバート・サンプリングを行ない、自然な補完処理を実現したという。なお、SACDのマルチチャンネル出力には対応していない。

 ドライブ部は、SACDの高速回転にも耐える長寿命を実現したというブラシレスモータを採用。ディスクトレイには、トレイ後部の大型プレートにより安定した回転と振動の吸収を実現したというハイブリッド構造「S.V.H.ローダー」を採用するほか、各部の共振もハイブリッド防振構造設計で抑えているという。

 さらに、常温で±1ppm以下の高精度なマスタークロック発振器を搭載。回路ブロックをモジュール化し、基板パターンの負荷容量などの影響を抑えることで発振出力の安定化を図っている。また、クロックとDACの物理的な距離も短く設計しており、ジッタやノイズの影響を極限まで低減したとしている。

 チャンネルあたり2個のDACを使用し、差動出力回路を構成。信号のHOT/COLD各々にDACを割り当てることで完全差動バランス回路となっており、HOT/COLD間の遅延が発生しないという。なお、アンバランス出力回路においても、同様に差動ドライブ回路構成を採用している。

筐体の底板は、平板シャーシを4層に重ねて共振を防止

 電源部は、アルミ砂型鋳物ケースにベース充填材を流し込み、そのケースに電源トランスを入れ、さらに二次充填材で封入。さらに、同トランスケースのベース部とシャーシの間に共振周波数の異なる4種類の緩衝材を敷くという「トリプルフローティング」仕様。

 筐体の底板は、平板シャーシを4層に重ねて共振を防止。サイド、トップ、リアの各パネルにはハイブリッドの防振構造を採用するほか、シャーシと基板の間にはフッ素系樹脂によるフローティングを施している。また、インシュレータには独自の炭素含有量を指定した鋳鉄を使用している。

 出力端子は、バランス、アンバランス、光デジタル、同軸デジタルを各1系統装備。さらに、光デジタル、同軸デジタル入力も各1系統備えており、Advanced AL24 Processingを使った外部DACとしても利用できる。外形寸法は434×410×150mm(幅×奥行き×高さ)。重量は21.8kg。


□デノンのホームページ
http://denon.jp
□ニュースリリース
http://denon.jp/company/release/dcdsa1.html
□関連記事
【2003年6月11日】デノン、2ch/マルチchディスクリート設計のSACD/CDプレーヤー
-「DCD-1650SR」をベースに上位SACDプレーヤーの機能を搭載
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20030611/denon.htm
【2001年10月29日】デノン、単品オーディオ「S10 III」シリーズにリミテッドモデル
-CDプレーヤーには新開発「AL24Processing Plus」を投入
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20011029/denon.htm

(2004年7月12日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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