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ガンダムSEED、スペシャル版DVDの発売記念イベントが開催
-DESTINYのキャストも飛び入りで、涙と笑いの4時間


9月5日開催


今年も女性ファンがほとんどを占めた観客席

 バンダイビジュアル株式会社は5日、テレビアニメ「機動戦士ガンダムSEED」の特別版DVD「機動戦士ガンダムSEED スペシャルエディション」の発売記念イベントを開催した。会場では出演声優によるトークショーや、スペシャルエディションの完結編の上映、新シリーズの紹介なども行なわれ、東京・五反田「簡易保険ホール」に集まったファンを盛り上げた。

 スペシャルエディションは、全50話のテレビシリーズを3部作にまとめた総集編。新作カットが追加されたほか、アフレコも新たに行ない、映像も4:3からビスタサイズに変更している。ディスクはいずれも片面2層で、収録時間は各巻約90分。

発売日 商品名 価格
8月27日 機動戦士ガンダムSEED
スペシャルエディション 虚空の戦場
5,040円
9月24日 機動戦士ガンダムSEED
スペシャルエディションII 遥かなる暁
10月22日 機動戦士ガンダムSEED
スペシャルエディション完結編 鳴動の宇宙

スペシャルエディション完結編 鳴動の宇宙

 会場では10月22日発売の完結編「鳴動の宇宙」を全編上映した。長編シリーズのクライマックスということもあり、見ごたえは十分。激しい戦闘シーンや、同作品のテーマでもある「なぜ戦うのか」、「どうすれば憎しみの連鎖を断ち切れるのか」という問いかけが印象的に繰り返され、メッセージ性の強い映像に仕上がっている。

 新たに追加されたシーンも程良い隠し味といった印象。戦争を真っ向から描いた作品の特徴として、多くのキャラクターが倒れていく様など胸に迫るものがあった。上映が終わって照明が戻ると、キャラクターの名前を呼びながら涙する女性ファンの姿も多く見られた。

 上映後にはキラ・ヤマト役の保志総一朗さん、アスラン・ザラ役の石田彰さん、ラクス・クライン役の田中理恵さん、カガリ・ユラ・アスハ役の進藤尚美さんが登場。アンディ・バルトフェルド役の置鮎龍太郎さんが司会を務め、上映時とは打って変わり、笑いに溢れたトークショーを展開した。

左から置鮎龍太郎さん、保志総一朗さん、田中理恵さん

 保志さんは、作品の思い出として「アフレコで本当に入り込んでしまった作品。SEEDの収録は一週間に1度くらいのペースだったけど、他の作品に出ている時もキラを演じるモードが抜けなかった。そのくらい影響力が強い作品だった」とコメント。

 また、総集編のアフレコならではの苦労として、進藤さんは「一度最後まで演じてしまっているので、敵対し、後に打ち解けたキャラクターと、もう一度敵対しなくちゃならない。演じていても“雰囲気が打ち解けすぎてる”とダメ出しを受けたことがあった」という。

左から田中理恵さん、石田彰さん、進藤尚美さん

 シリーズ終了後のキャラクターについては、幸せな生活を送る主人公のキラが「ストレスも溜まってそうだし、太りそうだ」という意見が声優陣から多数。保志さんが「そんなことはない!」と否定するたびに会場が沸いた。

 なお、収録時に各キャストが話し合っていた「1番良い男は誰か?」という話では、愛する人を守って散ったムウ・ラ・フラガが1番人気だったという。

 トークショー後には、プロデューサーの竹田靑滋氏がビデオで登場。SEEDで伝えたかったメッセージについて「戦場をリアルに描くと同時に、憎しみの連鎖を断ち切るために、“戦わないこと”を訴えた。つまり“反戦”ではなく“非戦”だ」と説明した。


■ SEEDからDESTINYへ

 竹田プロデューサーは、10月9日から放送が開始される新シリーズ「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」にも言及。「次の作品では、戦争が定期的に起こらないと困る人達がいるということ。戦争と経済の関係など、戦争が起こるメカニズムまで踏み込んで描きたい」とし、「続編というと前作の7割くらいの出来になることが多いが、スタッフ全員が前作を超えようと頑張っている。必ずより面白い作品にするので期待して欲しい」と意気込みを語った。

 なお、DESTINYは前作の2年後を描いた作品で、停戦が結ばれて表面上は平和な世界で、争いの火種が再び燃え上がるというストーリー。ステージには飛び入りゲストとして、主人公シン・アスカ役の鈴村健一さんと、ルナマリア・ホーク役の坂本真綾さん、アウル・ニーダ役の森田成一さんが登場。悲鳴にも似た歓声が溢れた。

豊富な抽選プレゼントが用意されただけでなく、レアグッズやDVDの販売も行なわれ、満足度の高いイベントとなった

 福田己津央監督の期待を受けて主役が決まった鈴村さんは、「SEEDを全話観て、この世界に自分が参加すると思うと大きな期待と不安を感じている。とにかく頑張ります」と意気込みを語る。坂本さんは「まさか自分がモビルスーツを操縦するキャラクターを演じることになるとは思わなかった。今からドキドキしています」とのこと。

 オーディション当日に遅刻してしまったという森田さんは「合格した時は本当に嬉しかった。ガンダムは第1作目から観ていて思い入れが強い。大作なのでプレッシャーも感じているが、精一杯やりたい」と喜びを語った。なお、ガンダムシリーズと言えば、ガンダムが母艦から発進する際、パイロットが叫ぶ「○○、行きます!!」などの言葉が印象的。3人の出演者も「どんなセリフになるか楽しみにしている」と語った。

 なお、イベントの最後には抽選会が実施され、ゲームやサイン入りポスター、プラモデル、キャラクターの写真集などがプレゼントされた。


□バンダイビジュアルのホームページ
http://www.bandaivisual.co.jp/
□ガンダムSEEDの公式サイト
http://www.gundam-seed.net/
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(2004年9月6日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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