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株式会社デジオンは、映像・音楽・静止画などのデータを家庭内LANの中で共有できるソフト「DiXiM(ディクシム) マルチメディア・ホームネットワーク・スターター・パック」を11月中旬に発売する。価格は9,800円。対応OSはWindows XP。リモコンと、USB接続の受光部を同梱する。 DiXiMは、サーバーソフト「Media Server」と、クライアントソフト「Media Client」からなるマルチメディアホームネットワークソリューション。ネットワーク上のさまざまな機器で相互接続/操作可能とする「UPnP」や、そのAVコンテンツ規格「UPnP AV」をサポートしており、Media ServerをインストールしたPCで、Ethernet上に各種コンテンツを公開。Media Clientでコンテンツの視聴、検索などが行なえる。 コンテンツの選択画面は、PC別ではなく、コンテンツの種類ごとにまとめて表示されるため、複数の機器にコンテンツが分散している場合でも、保存されている機器を意識せずにアクセスできるという特徴がある。 Media Clientで再生可能な映像ファイルは、ASF、AVI(DV)、AVI(CinePack)、MPEG-1/2、WMV。音声はMP3、リニアPCM、WAV、WMA、静止画はBMP、JPEG、PNGをサポートしている。
DiXiMはDLNA(Digital Living Network Alliance)に対応したソリューションとして、これまでアイ・オー・データのXVD対応キャプチャカード「GV-MVP/XVD」などにバンドル。デジタル家電ではNECのハイブリッドレコーダ「AX300」に採用されたほか、ソニーの「ルームリンク」との相互接続も確認されている。 初のパッケージ版となる「スターター・パック」には、Media Server/Clientのライセンスを各3個同梱。UPnP、UPnP AVに対応しているため、複雑なネットワーク設定をせずに、ホームネットワークが構築できるという。 GUI画面は大画面モニタを離れて見ることを想定した「10 feet UI」というデザインコンセプトを採用。付属のリモコンで、デジタル家電に似た操作性を実現したとしている。
(2004年9月29日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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