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ブルーレイディスクの普及促進を目指したBlu-ray Disc Association(BDA)は4日、キックオフミーティングを開催し、組織の立ち上げを発表。同時に従来の推進団体Blu-ray Disc Foundationの13社に加え、FOXがブルーレイディスクの支持を表明し、Board of Directorに就任することが明らかにされた。
ソニーの西谷清 常務は、ブルーレイディスクを「理想的な光ディスクのフォーマット。あらゆる光ディスク用途で統一的なフォーマットを目指す」とし、日米でのHDTVの普及が見込まれる2005年末から2006年にかけての急速なブルーレイの普及を予測した。 また、西谷氏はBDAの活動として「フォーマットの開発/改良」、「ライセンスに準拠したBDの信頼性を確保」、「BD規格の普及を促進」、「BDの情報提供」の4点を挙げて解説。また、BDAの加入社を9月上旬から募った結果、本日の立ち上げにともない、Board of Directorが14社、コントリビュータが22社、一般会員が37社となり、合計73社が参加することとなった、と発表した。
また、米国のメジャー映画会社から初めてFOXが参加したことについて言及し、FOXのマイケル・オニール氏を紹介。Oneal氏は「BDAに参加できて非常にうれしく思う。次世代のディスクメディアを、コンテンツ保護のしっかりした安全なフォーマットとして発展させていくことに貢献したい」とコメントした。 また、オニール氏は「ブルーレイについてより深い知識を持ち、次世代フォーマットへのコンテンツプロバイダからの要求を盛り込みたいと考えた。今すぐブルーレイのコンテンツ提供の合意を果たしたというわけではない」と述べ、ブルーレイでのHDコンテンツ提供に最終決定したわけではないこと説明した。しかし、「これから開発するコンテンツに向けた学習のプロセスと考えながら、採用するかどうか判断したい。BDAには非常に前向きに参加していく方針」という。 なお、西谷氏は、FOXの参加について、「コンテンツを持っている会社と、HDのパッケージメディアいついて直接議論できる。また、FOXがハリウッドの各社を代表することで、他のコンテンツプロバイダの方にも理解していただけると期待している」という。なお、「HD DVDとの統一の道筋はあるのか?」 との質問については、「(保護層の厚みが)0.6mmと0.1mmとまったく異なっており、物理的に統一ということがありえない。テープで言えば、カセットの大きさを一緒にしろといっているようなもの。われわれは特に話し合うということは、考慮していない(西谷氏)」という。
□Blu-ray Disc Associationのホームページ(英文) (2004年10月4日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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