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株式会社エフエム東京(TOKYO FM)は8日、携帯電話などを使ったモバイルコンテンツサービスを提供しているジグノシステムジャパン株式会社(ジグノシステム)を買収すると発表した。これにより、エフエム東京はFM番組のコンテンツ配信の充実化や、FMチューナ内蔵携帯電話を使ったモバイルコンテンツ事業を展開する。 TOKYO FMは10月8日に開催された取締役会で、ジグノシステムの第三者割当増資25,000株を引き受けることと、発行済株式のうち25,000株(1株28万円)の公開買い付けを実施することを決議した。これによりTOKYO FMはジグノシステムの54.07%の株式を取得し、同社を傘下におさめる。
買収の目的についてTOKYO FMは「かねてから放送メディアとモバイルの融合のよる事業拡大を念頭に企業提携を模索していた。ジグノシステムは48の携帯電話の公式サイトを制作・運営するなど、モバイルコマース事業の経験が豊富。同社と提携することで、FM番組のコンテンツ配信の充実化や、普及が続くFMケータイと連動したモバイルコンテンツ事業を展開していきたい」と説明している。 また、TOKYO FMは地上デジタルラジオにおいて、文字データだけでなく、動画配信も可能な3セグメント放送を予定。動画を使った通販番組や、端末への有料音楽配信サービスなども予定しており、今回の買収でモバイルコンテンツ事業のノウハウを取得したい考え。同社は「これらの経験をもって、デジタルラジオ放送において主導的な役割を担いたい」としている。
□エフエム東京のホームページ
(2004年10月12日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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