◇ 最新ニュース ◇
|
||
【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
||
|
アジア最大規模のデジタル総合展「WPC EXPO 2004」が20日、東京ビッグサイトで開幕した。会期は23日までで、入場料は2,000円(事前登録で無料)。 ■ ピクセラは6番組録画ユニットや新キャプチャカードを展示
ピクセラは、6番組の同時録画が可能なテレビキャプチャユニット「RecALL」を参考出品。パソコンと接続して、最大6チャンネルの同時録画が行なえる。HDDは内蔵せず、パソコンのHDDに録画する。 複数チャンネルの同時プレビューにも対応できる。コンセプトモデルとしての出展で、具体的な発売時期や価格は未定だが、「開発は進めている。特にデザインはAVシステムの新しい形ということで、こだわっているので、これに近い形で製品化したい」と話していた。 RecALLのマルチチャンネル録画/再生機能は、新開発のドライバソフト「Rascal」により実現しているという。独自のRascal SDKを新開発し、複数キャプチャカードの個別制御に対応している。 Rascalは今後の同社製のキャプチャカード製品で共通のドライバとして展開。Rascal SDKは、同社製キャプチャカードを採用するPCメーカーなどにも提供する。同SDKに独自GUIを乗せるだけで、キャプチャカードの機能が利用できる。
また、1枚のPCIキャプチャカードで、マルチチャンネル録画が可能なテレビキャプチャカードも参考展示。コードネームは「Redtail」。 日立製の地上アナログチューナを2系統装備し、VAIO type.Xでも採用されているViXS製のマルチストリーム録画対応MPEGエンコーダ「Xcode II」を搭載したテレビキャプチャカード。1枚のキャプチャカードで2系統の同時録画が行なえるのが特徴。 各アンテナ入力ごとに、パイオニア製のビデオデコーダチップ「V-Dec II」を備え、高精細なAD変換が行なえるという。Redtailは当初OEM向けの販売を予定しており、搭載PCの発売は「来年に入ってから」とのこと。リテール向けの販売も検討しているが、価格は未定。ただし、「ハードウェアエンコーダ搭載のキャプチャカードを2枚買うよりはだいぶ安くなる」という。
また、リモコン操作が可能なテレビキャプチャカード「PIX-MPTV/L2W-R」も展示されている。こちらは11月下旬よりリテール向けの販売を予定しており、価格はオープンプライス。 LowProfile PCIに対応。3次元Y/CやGRTなどの高画質化機能も搭載する。リモコンで全ての操作が行なえるソフトウェア「Station AV」で、録画予約や再生などの各種操作が行なえる。既に国内大手メーカーPCでの採用事例もあるという。
PC上のメディアファイルをネットワーク経由でテレビに出力できる「ワイヤレスデジタルメディアアダプター」も参考出展されている。 Ethernet、IEEE 802.11g無線LAN経由で、パソコン内のMPEG動画やMP3音楽などにアクセスし、テレビやオーディオ機器などに出力できる製品。UPnP AV1.0に準拠し、対応製品と連携してメディアファイルの再生が行なえる。DLNAへの対応については未定という。 PC上のメディアファイルのほか、ローカルネットワーク上のLAN HDD(NAS)のファイル再生にも対応する。また、SDメモリーカードスロットも搭載し、デジカメ画像の再生などが行なえるという。発売時期や価格については未定。 ■ DIGAと連携できるSTBなどのホームネットワーク製品が展示 松下電器産業のブースでは、ネットワーク配信に対応したDIGA「DMR-E500H」と連携可能なセットトップボックス「ブロードナウ ミニ」を展示している。 ブロードバンド回線を利用したコンテンツ配信向けのセットトップボックスだが、DIGAのHDD上の録画番組にアクセスし、ストリーム再生できるのが特徴。コンテンツ配信業者向けの販売を予定している。
シャープのブースでは、DLNAに対応したネットワークメディアプレーヤーを参考展示している。2005年の発売を予定しており、本体デザインも製品化を見越したものという。価格は未定だが、「各社の同等製品の価格を考えれば、3万円を切りたい」としている。 UPnP AVやDLNAの標準設計ガイドラインに準拠し、同社のAVセンターPC「PC-TX26GS/TX26G」をはじめ、UPnP AV対応のPCやHDDレコーダ上のメディアファイルの再生が行なえる。EthernetとIEEE 802.11a/b/gの無線LANに対応予定。対応するファイル形式はMPEG-2/MP3/JPEGなど。MPEG-4やWMVについては、「DLNAガイドラインで必須となっていないので、対応しない予定」という。背面にはコンポジット出力、アナログ音声出力に加え、D端子も備えている。
■ その他
□WPC EXPO 2004のホームページ (2004年10月21日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
Copyright (c) 2004 Impress Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |