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コナミ株式会社は24日、幕張メッセで行なわれたイベント「東京国際エンタテイメントマーケット」(エンタマ)の会場で、オリジナルフィギュアとアニメDVDをセットにした新ジャンルの商品「フィギュアニメ」の制作発表イベントを開催した。
第1弾の「おとぎ銃士 赤ずきん」は、2005年2月20日に開催されるガレージキットの総合イベント「ワンダーフェスティバル2005 冬」の同社ブースにて限定販売される。現在のところ一般販売は予定されておらず、価格は9,000円前後の見込み。 「フィギュアニメ」とは、フィギュアと、そのフィギュアのキャラクターが活躍するアニメDVDをセットにした商品。従来からアニメーションのDVDには、初回限定特典などで、キャラクターのフィギュアを同梱する商品は存在している。しかしフィギュアニメはあくまでフィギュアをメインとしており、その魅力を引き出すためにアニメDVDを観賞するというコンセプトを掲げている。
また、ワンダーフェスティバルでの限定販売という販売方法について同社は「マスプロダクト商品にはない、作り手が本当に作りたいものを作り、それに共感してもらえる人にのみ手にとってもらいたい。それゆえ、あくまで小ロットでの限定生産、イベント等の限られた場所でのみの販売という売り方にもこだわった」と説明している。
エンタマのステージで行なわれた制作発表会には、企画・原案を務めたコナミの熊坂省吾氏と、アニメの監督を務めるマッドハウスの荒木哲郎氏が登場。熊坂氏はフィギュアニメという商品の企画意図を「フィギュア市場が拡大して1つのジャンルとして確立した。そこで、オリジナルのフィギュアから世界観が拡大し、アニメになるという商品を作ってみたかった」と説明した。 また、赤ずきんを題材にした理由については「以前、日本の昔話を題材にした作品を作ったことがあるので、今回は西洋のグリム童話をやってみようと考えた」とのこと。そこで、以前からマッドハウスに“才能のある演出家がいる”と聞いていた荒木さんにアニメの制作を依頼したという。
「ギャラクシーエンジェル」や「ガングレイヴ」、「デジキャラット」などの作品で絵コンテや演出を担当していた荒木監督は「童話を題材にしたファンタジーということで、初挑戦のジャンルだったので意欲が沸いた。制作は大変ですが、いつも通り楽しみながら作っていきたい」と抱負を語った。 アニメのストーリーは、草木を元気にできる、不思議な力を持った少年・鈴風草太を中心に展開する。ある日、草太の前に狼のような化け物が現れ、襲い掛かって来る。その危機を救ったのは赤ずきんと名乗る不思議な女の子。彼女は異世界の王の命で、草太の中に眠る力を狙う魔女から、彼を守るためにやって来たのだという。その日を境に、草太は現代と異国の2つの世界を巡る壮大な物語に巻き込まれることになる。
続いて、ステージには赤ずきん役の田村ゆかりさんと、鈴風草太役のくまいもとこさん、白雪姫役の立野香菜子さん、草太の幼馴染の木ノ下りんご役、釘宮理恵さんの4人が登場。詰めかけたファンから、一挙手一投足に大歓声が巻き起こった。 アフレコはまだ行なわれていないとのことだが、ステージでは先行でプロモーション映像を初公開。声優陣から「可愛い」、「カッコ良い!」などの感想が溢れた。絵柄や音楽など、優しい雰囲気が印象に残る作品で、田村さんは「アフレコも優しい雰囲気でお願いしますと言われています。なので、邪心を捨てて、子供の頃の気持ちを思い出して収録に望みたい」と抱負を語った。 くまいさんは「草太は観ている人と同じ目線を持っていると思う。皆さんと同じ目線で私もワクワクしているので、期待して待っていてください」。立野さんは「このような大役は初めてで緊張していますが、とてもワクワクしています。今までにないような白雪姫になれたらいいなと思います」。おとぎ話が大好きだという釘宮さんは、「とても綺麗な絵で、収録が楽しみになりました」と、それぞれ意気込みを語った。
なお、イベントの最後には声優陣のサインが入ったキャラクター色紙がもらえる「グリム童話クイズ」も実施。回答したいファンがお面を被ったり、数本のペンライトを振り回して自己アピールするなど、大いに盛り上がった。
□コナミのホームページ
(2004年10月25日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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