◇ 最新ニュース ◇
|
||
【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
||
|
カノープス株式会社は、コンポーネント映像出力機能を搭載したビデオカード2モデルを11月中旬より順次発売する。ATI製のGPU「RADEON 9600XT」を搭載したAGP対応ビデオカード「MTVGA 9600XT」が11月中旬から発売、「RADEON X600Pro」を搭載したPCI Express対応ビデオカード「MTVGA X600Pro」が11月下旬より発売する。価格はともにオープンプライスで、店頭予想価格は各25,800円前後の見込み。
カノープス製ビデオカードとしてはじめてATI製のGPUを搭載した。以前、同社では「SPECTRAシリーズ」としてハイエンドユーザー向けのビデオカード製品を展開していたが、「(SPECTRAは)ベンチマークが目的化してきていた。今回発売の製品は実用的なビデオプレーヤーとして最高峰を目指した」という。 ATI製チップの採用については「基本性能の高さとビデオ出力、ハイビジョン出力機能、コストパフォーマンスなどが製品コンセプトにマッチしていたため」としている。通常のビデオカードとして利用できるほか、D1/D2/D3/D4(480i/480p/1080i/720p)のアナログコンポーネント出力が行なえる。MTVXシリーズで録画したMPEG-2などのビデオファイルやDVDビデオの出力が可能となっている。
リファレンスカードで画質的に満足できない箇所については、同社独自にアナログチューニングを行ない、高画質化を図ったほか、ヒートパイプ冷却機構の採用でファンレスとすることで、静音化/低ノイズ化を実現している。 最大の特徴は、同社製のテレビキャプチャカード「MTVXシリーズ」と連携可能なコントロールソフト「FEATHER for A」をバンドルしたこと。FEATHER for Aでは、テレビ画面用の専用インターフェイスを装備し、MTVXを利用した録画予約や再生/停止などの各種操作がテレビを見ながら行なえる。オプションのリモコン「CRM2004」から、ほぼ全ての基本操作を行なうことも可能となっている。 テレビ出力などの各種操作はFEATHER for A上から行なう。キャプチャカードとの同時利用についてはMTVXシリーズのみのサポートとなり、MTV/MTUシリーズはサポート外となる。
出力端子はDVI-IとS映像、アナログRGB(D-Sub15ピン)を装備。DVI-I用のコンポーネント出力(RCA)アダプタが付属し、同アダプタを利用することでハイビジョン出力が可能となる。S-コンポジット変換ケーブルも付属する。 PCディスプレイとの2画面同時出力に対応するが、コンポーネント出力機能はDVI-I端子にのみ搭載しているため、DVI出力とコンポーネント出力を同時利用することはできない。また、S映像とコンポーネントの同時出力も対応しない。 DVDオーサリングソフト「nero Vision Express 2」やDVDダビングソフト「nero Recode 2」、DVDプレーヤーソフト「nero Show Time」などが付属する。 □カノープスのホームページ (2004年10月27日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
Copyright (c) 2004 Impress Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |