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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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カノープス株式会社は、デジタル放送の録画に対応したテレビキャプチャカード「MTVX2004HF」を8月上旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は29,800円前後の見込み。対応OSはWindows 2000/XP。
スプリットキャリアチューナと呼ばれる新チューナを搭載し、地上アナログ放送の録画品質の向上を図ったほか、専用ケーブルによるコンポーネント入力に対応。デジタルチューナをコンポーネント入力に接続することで、地上/BS/CSデジタル放送の録画のコピーワンス番組の録画が可能となった。 CGMS-A(Copy Generation Management Sysytem Analog)に対応し、コピー可/1回だけコピー可、コピー不可の3つの属性を管理するという。録画ソフトは新バージョンの「FEATER2004D」を採用。MTVX2004HFのハードウェアIDを使用し、録画したMPEG-2ファイルを独自に暗号化することで、コピーワンス放送の録画に対応した。
デジタルチューナからの録画は、チューナ上でEPG予約を行ない、予約時間にチューナの出力をパソコンの「FEATHER2004D」が自動検出し録画を実行する。なお、入力信号を検出して自動的にパソコンを起動するような機能はないので、PCを常時起動するか、タスクスケージュラなどで録画前にPCを起動しておく必要がある。 記録解像度や録画ビットレートは地上アナログ録画時と同様で、解像度が720×480/480×480/352×480/352×240ドット、ビットレートは最高15Mbps(Iフレームは25Mbps)。エンコーダチップはMTVX2004と同等。また、3D Y/C分離と3DNRを同時に適用可能な「W3Dモード」も搭載、ラインタイムベースコレクタやフレームシンクロナイザも備えている。 録画したコピーワンス番組は、編集や他形式への変換はできず、バックアップのみ可能となっている。拡張子は.m2dとなり、FEATHER2004D上からはアナログ放送録画の.m2pファイルとの判別が行なえる。 .m2dのデジタル放送録画ファイルは、FEATHER2004D上でのみ再生可能。Windows Media PlayerやWinDVD/PowerDVDなどのDVD再生ソフトでは再生できない。DVDへのバックアップは可能だが、.m2dのファイルはMTVXのハードウェアIDで認証を行なうため、録画に使用したMTVXがなければファイルの再生は行なえない。
スプリットキャリアチューナはソニー製で、VHF/UHF/CATV(C13~35)に対応する。従来のインターキャリア方式と異なり、映像と音声を別々に増幅するため、「映像データの影響で、音声にノイズが混入することを防ぐことができる(中田潤コンシューマ事業本部長)」という。また、ゴーストリデューサも備えている。 ビデオ入力端子は7ピンDINコネクタを2系統装備し、入力1はS映像とコンポジット(変換ケーブル使用)、コンポーネント(専用ケーブル利用)に対応。入力2はS映像とコンポジット入力(変換ケーブル使用)をサポートする。音声入力×2と音声出力×1も備えている。S映像やコンポジット入力でもデジタル放送録画に対応する。 7ピンミニDIN-コンポジット変換ケーブルや7ピンミニDIN-コンポーネント変換ケーブルなどが付属。ソフトウェアは、DVDカバー作成ソフト「nero cover designer」や、オーサリングソフト「nero vision EXPRESS2」、DVDダビングソフト「nero RECORD2」、DVD再生ソフト「nero Showtime」などが同梱される。なお、従来製品のFEATHER2004D対応(デジタル放送録画対応)については、MTVX2004のみ対応予定としており、そのほかの機種については未定という。
□カノープスのホームページ (2004年7月21日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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