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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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ソニーは、民生用HDVカメラ「HDR-FX1」をベースに、DVCAM方式(業務用DV方式)の録画にも対応した業務用HDVカムコーダ「HVR-Z1J」と、同3種類のフォーマットの記録・再生が可能なHDVレコーダ「HVR-M10J」を発売する。発売日と価格は、HVR-Z1Jが2005年1月21日で63万円、HVR-M10Jが2005年2月4日で42万円。 また、2005年1月21日には、HDV/DVCAM形式での記録も想定した業務用DVカセット「Digital Master PHDVM-63DM」も発売される。価格は2,363円。
■ HVR-Z1 SD方式の製作環境でも利用できるよう、1080i記録が可能な民生用HDVカメラ「HDR-FX1」に、DVCAM方式の記録機能を加えたモデル。これにより、HDV、DVCAM、DV方式の3種類で録画・再生が可能になり、編集システムに合わせて記録フォーマットを選べるため、SD環境からHD環境への移行がスムーズに行なえるという。 ほかにも、NTSC/PALの切り替え機能や、XLRタイプの音声入力端子を2系統、タイムコードプリセット機能などを追加。HD映像をSD(480/60i、480/60p含む)に変換して出力する際には、スクイーズ/レターボックス/エッジクロップの3方式が選択できるようになっている。 さらに、フォーカスの合わせ易さを考慮し、ビューワインダーのカラー/モノクロの切り替えが可能になった。また、オートフォーカス設定中にマニュアルフォーカス操作が行なえる「AFアシスト機能」、インパクトのある色表現ができるという「カラーコレション」、記録動作に入るまでの時間を短縮する「クイックREC」などの機能を装備。HDV撮影時に4:3画角のマーカー表示が行なえるなど、HDとSDが混在する業務用途で求められる機能も搭載している。 そのほかの仕様はHDR-FX1とほぼ同じ。1/3型、約112万画素(有効画素約107万画素)のCCDを3個搭載した3CCD方式を採用し、レンズは光学12倍ズームのカールツアイス「バリオ・ゾナーT*」を採用。焦点距離は35mm判換算で32.5~390mm。明るさはF1.6~2.8。 バッテリは標準では付属せず、別途「NP-F970」などを購入する必要がある。入出力端子は前述の通りXLRタイプの音声入力端子が2系統追加され、付属ケーブルによる色差出力がD3からコンポーネントに変更されている。さらに、i.LINK、S映像入出力、コンポジット入出力、アナログ音声入出力、LANC端子、ヘッドフォン出力などを用意。 外形寸法および重量は、163×365×194mm(幅×奥行き×高さ)、約2.1kg(バッテリとテープ除く)。ワイヤレスリモコンやコンポーネントケーブルなどが付属する。なお、別売で外部マイク「ECM-678」(84,000円)、アクセサリーキット「ACCKIT-D10」(32,550円)、ショルダーブレース「VCT-FXA」(39,900円)、0.8倍のワイドコンバージョンレンズ「VCL-HG0872」(57,750円)なども用意する。
■ HVR-M10J
縦置きも可能なコンパクトサイズのHDVレコーダ。1080iのHDVに対応したノンリニア編集システムとi.LINK端子で接続することで、省スペースでHDVの編集が行なえるほか、3.5型のワイド液晶モニタを前面に備えており、HDVデータのビューワーとしても利用可能。 HVR-Z1と同様、HDV、DVCAM、DV(SP)の3方式で記録・再生もサポートしており、HDからSDへのダウンコンバート機能(スクイーズ/レターボックス/エッジクロップ)も備えている。 i.LINKに加え、アナログコンポーネント出力や、コンポジット入出力、アナログ音声入出力、S映像入出力端子を搭載。入力系統はスイッチで切り替えることができ、柔軟な運用ができるという。また、DVカセットドライブを前面に用意するほか、再生・停止ボタンはカバーを閉じても利用できるなど、使い勝手にも考慮したとしている。
7.2Vのバッテリ端子を備え、バッテリでの駆動が行なえるほか、ACアダプタも接続でき、本体に接続したバッテリの充電もサポートする。外形寸法は180×219.4×72.7mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.8kg。ワイヤレスリモコンやACアダプタ、クリーニングカセットなどが付属する。
■ PHDVM-63DM
HDV/DVCAM方式での記録に適するというDVカセット。新開発の「ハイパーエバーティクルIV磁性体」を採用したほか、磁性層を2層蒸着にすることで、高出力・高C/Nを実現し、ドロップアウトやエラーレートを低減したという。
また、新潤滑剤を使用し、摩擦特性を安定化。テープへのダメージを低減すると共に、新DLC保護層により、テープの耐摩耗性の向上とヘッド磨耗の抑制を両立し、業務用ならではの耐久性の高さを実現したとしている。
□ソニーのホームページ (2004年11月10日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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