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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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株式会社アイ・オー・データ機器は、最大8ch録画が可能なテレビキャプチャユニット製品群「GV-MVPシリーズ」3モデルを12月中旬より順次発売する。
PCIバス用のテレビキャプチャカード2モデルと、USB 2.0外付け型の1モデルをラインナップPCIバス用はダブルチューナ/エンコーダ搭載の「GV-MVP/RX2W」が2005年1月中旬から28,770円で発売、チューナ/エンコーダ1系統の「GV-MVP/RX2」が12月中旬から17,640円で発売される。 USB 2.0外付け型は新筐体の「GV-MVP/RZ2」が12月中旬から22,050円で発売される。また、新「GV-MVPシリーズ」用のリモコンキット「GV-RCkit2」も12月中旬より3,885円で発売される。
PCI版は前モデルの「GV-MVP/RX」と今回の新モデルを複数台組み合わせたマルチチャンネル録画に対応。USB版は新モデルのGV-MVP/RZ2のみの構成でマルチチャンネル録画が行なえ、PCI版が最大6チャンネル、USB版が最大8チャンネルの録画に対応する。なお、PCIモデルとUSBモデルを組み合わせたマルチチャンネル録画はできない。 全モデルでCONEXANT製のMPEGエンコーダ「CX23416」を採用し、3次元Y/C分離回路やGRT、デジタルNR、フレームシンクロナイザなどの高画質化機能を装備する。
録画アプリケーションもバージョンアップした「mAgicTV5」となり、マルチチャンネル録画に対応するほか、キーワードを利用した「おまかせ録画」が可能となっている。おまかせ録画はADAMS EPG+のEPG情報などを元に、キーワードやジャンル、放送局などを指定して検索条件にマッチした番組を自動的録画する。また、HDDの残り容量を管理し、新規の録画にHDD容量が足りなくなった場合は、自動的に古い番組を消去する「自動容量確保機能」も備えている。 また、複数ウィンドウ立ち上げが可能で、番組の同時視聴などが行なえる再生ソフト「mAgicPlayer」も搭載。ワンクリックでCMを飛ばせる「CMスキップ」機能やチャプタ作成機能、CMカット機能も備えている。また、mAgicPlayerからDVD作成を選択すると付属のオーサリングソフト「PowerProducer 3 for I-O DATA」が起動し、3ステップでDVD作成が可能なほか、3GPP形式でのムービー書き出し機能も装備し、録画した番組をminiSDカードなどにコピーし、携帯電話で楽しむこともできる。
また、ネットワークメディアプレーヤーのAVeL LinkPlayerとの連携機能も備えており、mAgicTV5対応のPC用サーバーソフト「AVeL Link Advanced Server」も12月24日に公開される。 付属ソフトは3モデル共通で、DVDオーサリングソフト「PowerProducer 3 for I-O DATA」、ビデオ編集ソフト「PowerDirector Express」、ケータイムービー活用ツール「VideoToolBox 2」、携帯電話での録画予約ソフト「resermail」がバンドルされる。 なお、前モデル「GV-MVP/RX」、「GV-MVP/RZ」のユーザー向けにはmAgicTV5から、ケータイムービー作成機能とCMカット機能を省いたLE版を無償公開する予定。 ■ GV-MVP/RX2W、GW-MVP/RX2
「GV-MVP/RX2W」は、2系統のテレビチューナとMPEGエンコーダを搭載したテレビキャプチャカード。チューナはパナソニック製。アンテナ入力端子は1端子のみだが、内部で2つのチューナに分配しているため、別途分配器を用意する必要は無い。NRと3次元Y/Cの同時利用も可能。 「GV-MVP/RX2」は、RX2Wのチューナ/エンコーダを1系統とし、低価格化している。両モデルとも外部入力端子はS映像とコンポジット、アナログ音声入力を装備し、複数枚挿しによるマルチチャンネル録画に対応。最大6チャンネルの同時録画が可能となっている。
■ GV-MVP/RZ2
アルミを配した新筐体を採用したUSB 2.0外付け型のテレビキャプチャユニット。縦置き/横置きが可能で、2台までのスタックに対応する。アンテナ入力1系統に加え、アンテナスルー出力端子も装備し、分配器無しで最大8つの「GV-MVP/RZ2」の接続が可能。 また、USBポートは背面に2ポート、全面に1ポート装備しており、USBハブ機能を内蔵。5台までの「GV-MVP/RZ2」をデイジーチェーン接続できる。そのため、パソコンにUSB 2.0が2ポート開いていれば、USBハブの増設無しに8台が接続可能。また、電源部も本体に内蔵しており、1基のサービスコンセントも装備している。 外部入力端子はS映像やコンポジット入力、アナログ音声入力を装備。外形寸法は180×180×38mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約850g。
■ GV-RCkit2
mAgicTV採用製品向けのリモコンキットで、リモコン本体のほかUSBのリモコン受光部が付属。チャンネル切り替えや、ボリューム調整、早送り/戻し、CMスキップボタンなどを装備。mAgicTVの番組表などを1ボタンで呼び出し可能となっている。 パソコンの電源OFFのほか、Windows XP利用時には、スタンバイやスタンバイからの復帰もリモコン操作で可能。受光ユニットはUSBバスパワー動作、本体は単3電池×2を利用する。リモコン本体の外形寸法は53×24.2×200mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約90g。
同社エンターテインメントユニット プロダクトリーダの増田憲康氏は、新製品のコンセプトを「ザッピングスタイル」と紹介。“テレビを「見る」から「録ってから見る」スタイル”と述べ、おまかせ録画やマルチチャンネル録画のメリットを紹介した。 また、エンターテインメントユニット主任の山崎義彦氏は、販売戦略について説明。従来は30~40代の男性でパソコンリテラシの高い人を中心に展開していたが、今後は20~30代の男性やビジネスマンなどへアプローチ。「ホビーからツール」としてのテレビ録画製品展開を図るという。販売目標については今後1年間で「トータル13万4,000台」を目標に掲げた。内訳はGV-MVP/RX2が6万台、GV-MVP/RX2Wが24,000台、GV-MVP/RZ2が5万台。
発表会場では現在開発中という20GB HDD搭載のメディアプレーヤー製品も展示していた。LinuxベースのHDDビデオ/オーディオプレーヤーで、QVGA液晶を搭載し、タッチパネルで操作が行なえるのが特徴。 対応ビデオフォーマットはMPEG-2、DivXとWMVを予定、オーディオはMP3とWMAに対応する。来春までに発売を予定しており、価格は5万円以下を目指すという。本体デザインは製品版にかなり近いものとのことで、CFカードスロットなども装備している。バッテリ駆動時間はビデオ再生時で3時間強。
□アイ・オー・データ機器のホームページ (2004年11月30日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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