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ソニー、「愛・地球博」に2005型レーザードリームシアターを出展
-新技術「GxL」を採用。10×50mの超ワイド画面に投射


レーザードリームシアターのイメージ図

12月22日発表


 ソニー株式会社は、2005年3月25日から開催される2005年日本国際博覧会「愛・地球博」で新プロジェクション方式「GxL(ジー・バイ・エル)」を利用した「レーザードリームシアター」を出展すると発表した。

GxLシステムの動作原理(1色)

 レーザー ドリームシアターは、2005型/10m(縦)×50m(横)のスクリーンに新開発の「GxL」を採用したフロントプロジェクションシステムで投射するシアター。

 GxLは、従来「GLV(Grating Light Valve)」の名前でソニーが開発を表明していた技術を使用した、光回折格子を用いたレーザープロジェクション方式のディスプレイ技術。システムの核となるGxL素子は半導体技術を用いて製造されるMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)素子で、素子表面に配された微細なリボンを電気信号で動かすことで、光源のレーザーから発せられた光の回折光の強弱を制御し、映像化するという。


GxL素子

 カラーの表現にはR/G/Bのレーザーから発せられた光をそれぞれに対応したGxL素子で制御。3つの光を合成することで鮮やかな映像表現を実現するという。「レーザードリームシアター」では、色純度に優れたレーザーを光源に採用し、色の再現能力を従来テレビの約2倍に広げ、色鮮やかな色彩表現が可能となったという。

 上映映像は600万画素(1,920×1,080ドット×3システム)以上の解像度で、映像の収録に当たっては専用のカメラシステムを利用。左画面/中央画面/右画面に対応する3台のHDCAMから同時に撮影し、通常のカメラでは不可能な超ワイド/高精彩映像を実現したという。投射時にはそれぞれのHDCAMからGxLシステムを介して、左/中央/右の3画面に投射する。

縦10m、横50mの超ワイド映像を実現

□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200412/04-063/
□関連記事
【2002年10月1日】【CEATEC JAPAN 2002レポート ディスプレイ機器編】
GLVのデモやカールツァイス採用のDLPプロジェクタなど
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20021001/ceatec02.htm
【2002年6月11日】ソニー、リボン回折素子の投影デバイス「GLV」を開発
―フルHDを実現、実用化は2年後の見込み
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20020611/sony2.htm

(2004年12月22日)

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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