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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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日本ビクター株式会社は、1層ブルーレイディスクと現行の2層DVDの3層を1枚のディスクとした「BD-DVDコンネーションROMディスク」を開発したと発表した。
パッケージメディア用のROMディスクで、表面にブルーレイディスク単層(25GB)と、内部にDVD2層(8.5GB)を記録した片面3層構造を採用。ブルーレイディスクの再生時には表面部分のBD層を再生し、DVD再生時には内部のDVD層を再生する。 「ブルーレイディスク用の青色レーザーは反射するが、DVD用赤色レーザーは透過する」という性質を持った独自の高機能反射膜の採用や、高度な位置決め接着技術により表面をBD層、内部にDVD層を有したコンビネーションROMを実現したという。 ブルーレイが再生できない環境でも通常のDVDとして利用できるため、パッケージソフトが発売された際には、「ソフト購入当初はDVD機器でSD映像を楽しみ、ブルーレイ機器購入後はHD映像を楽しめる」、「家庭ではブルーレイのHD映像、外出先ではモバイルPCでSD映像を楽しむ」といった応用が可能となる。
同社では、BD層とDVD層の片面を両面成形することにより、再生専用BDディスクとほぼ同等の生産性に見通しがついたとしており、今後実用化に向け、ブルーレイディスクアソシエーションにディスク技術を規格提案していくという。また、BD 2層(50GB)+DVD 2層(8.5GB)/58.5GBのディスク開発も進める。 具体的な製品化のスケジュールについては「規格化の進捗やコンテンツメーカーの意向などで左右されるが、2006年以降を見込んでいる。DVDからBDへの移行期にはこうしたディスク技術が必要となると考えている(ビクター)」としている。また、量産コストについては、「工程が増えるため、量産開始当初は通常のBD-ROMの2~3割程高くなる見込み。だが、生産量の増加に伴い、価格は下がっていくだろう」という。 なお、HD DVDでも東芝とメモリーテックが1層HD DVDと1層DVDのハイブリッドROMディスクを開発している。 □ビクターのホームページ (2004年12月24日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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