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株式会社東芝とメモリーテック株式会社は7日、1枚のディスクにHD DVDとDVDの情報を収録できる、再生専用の片面2層ROMディスクを開発したと発表した。
開発されたディスクは、0.6mm厚のHD DVDディスクと、同じ厚みのDVDディスクを2枚貼り合わせたもので、片面2層構造を採用。ピックアップに近い層に4.7GBのDVD層を、遠い層に15GBのHD DVD層を持ち、DVD層は現在市販されている通常のDVDプレーヤーなどでも再生できるという。 両社はDVDとの読み取り互換性について「ユーザーがHD DVDプレーヤーを購入するまでは、現在のDVDプレーヤーでDVD画質のコンテンツを視聴。HD DVDプレーヤーを購入した後は、HD DVD層を読み取り、ハイビジョン映像を楽しむことができる」と説明。なお、東芝は2005年末にはHD DVDプレーヤーの投入、2006年中には10万円以下のレコーダの発売も目指している。 両社は、同ROMディスクが実用化された際に「DVD側に宣伝用プロモーション映像やサウンドトラックなどの音楽情報を収録できる」などの商品アイデアを提案。ポニーキャニオンの大柳映像事業本部長は「ソフト業界の次世代DVD商品投入をスムーズにする技術であり、歓迎したい」というコメントを寄せている。 なお、同2層ディスクはメモリーテックが開発したHD DVD/DVD兼用の製造ラインで作成可能。HD DVDがDVDと同じ、厚さ0.6mmのディスクを2枚貼り合わせる構造を採用していることから、片面2層のDVD-ROMやHD DVD-ROMなどとほぼ同じコストで製造できるとしている。
□東芝のホームページ (2004年12月7日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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