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オリコン株式会社は26日、有料音楽配信サービス「オリコン・ミュージック・タウン」を2月8日に開始すると発表した。詳細はサービス開始当日の2月8日に発表される予定だが、同社は「国内最多のレコード会社が参加し、国内最大の音楽配信プロジェクトになる」と説明している。 また、同サービスの開始を記念し、ジャニーズ・エンタテイメントと協力し、KinKi KidsとNEWSの未発表ライブ音源を、1月29日から期間限定で有料配信する。各アーティスト2曲ずつの販売で、計4曲。フォーマットはWMA。WMA DRM対応ポータブルプレーヤーに、1回だけ転送が行なえる。価格は1曲315円。配信期間は下記の通り。 なお、KinKi Kidsの楽曲は2005年1月1日に東京ドームで行なわれた「KinKi Kids DOME TOUR 2004-2005」にて収録された。NEWSの楽曲は2004年12月29日に東京国際フォーラムで行なわれた「NewSnow CONCERT」で収録されたもの。
同社では、立ち上げ1週間で100万ダウンロードを達成した米国におけるiTunes Music Storeの成功を例に挙げ、「両アーティストのセールスパワーを鑑みると、コアなファン層だけでない幅広い層にアプローチでき、非常に多くのダウンロード数になることが予想される。今回の特別企画は日本の音楽史に残るエポックメーキングな出来事となり、黎明期にある国内の音楽配信ビジネスのターニングポイントになると思われる」というコメントを寄せている。 オリコンは2004年10月に、有料音楽配信を目的とした100%子会社、オリコン・デジタル・ディストリビューション株式会社(オリコンDD)を設立。同12月に音楽配信の試験サービスを開始し、2005年1月に正式サービスを実施するとしていた。オリコンDDは各レコード会社やレーベルより、楽曲のDRM化、音楽配信、顧客サポート・管理などの業務委託を受け、手数料を売上計上する。 音楽配信サイトとしての最大の特徴は、「オリコンチャート」と連動した楽曲配信サービスを展開すること。また、ポータブル・デジタル・オーディオ・プレーヤーなどのハードウェアの販売も予定しており、最終的に業務委託手数料、ハードの売上、Webサイトでの広告収入が売上の3本柱になるという。
ファイル形式はWMA、DRMはWindows Media Rights Management(WMRM)を採用。参加予定のレコード会社は、ユニバーサルミュージック、東芝EMI、エイベックス、BMG ファンハウス、ワーナーミュージックジャパンなど十数社。売上予想は2006年に850億円を見込んでおり、アジア地域における音楽提供も視野に入れていくという。
□オリコンのホームページ
(2005年1月27日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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