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株式会社ジュピターテレコム(J-COM Broadband)は31日、2005年度に向けた番組供給会社とのマーケティング情報交換会を開催した。その席上で、同社代表取締役社長兼CEOの森泉知行氏により、アナログサービスの早期停止の目標や、既設の同軸ケーブル網を使って100Mbpsの高速伝送を実現する「c.LINK」の導入計画などが明らかにされた。
既にCATVサービス「J-COM TV」の新規申し込みの多くは、デジタル放送の対応の「J-COM TVデジタル」となっており、2004年4月からスタートしたサービスの加入者は現在25万世帯と、当初予測を上回るペースで伸びている。 森泉社長は、「2008年にはデジタルへの完全移行を行ないたい」と語る。同社では従来より、アナログ/デジタルのサイマル放送による帯域の圧迫を減らすため、2011年の地上アナログ放送停波前のデジタルサービスへの完全移行を予告していた。森泉社長は、「デジタル対応のセットトップボックスも、2008年頃には安価になるし、アナログ設備の償却も終わる。“アナログのままでいい”というユーザーも、残るとは思うが、その頃には全てのユーザーにデジタルサービスに移行してもらい、帯域を生かした高付加価値なサービスを提供していきたい」とした。 また、同軸ケーブル網を使いながら、高速な伝送を実現する宅内同軸ケーブル高速通信技術「c.LINK」の研究も進めているという。既に実験を開始しており、年内に100Mbpsのインターネット接続サービスの開始を予定しているという。 「100Mbpsは光ファイバーでしか実現だけではない。ケーブル網でも高速なサービスは実現できる。“放送の通信の融合”ということで電力系の企業、通信事業者がVODなどのコンテンツサービスを手がけているが、サービスを持っているところが勝つ。関西など競争の激化している地域もあるが、今年が勝負の年になる」と意気込みを語った。 なお、同会場では、2004年のJ-COMの拡販やユーザーサービスで目立った業績を上げた各番組提供社の表彰が行なわれ、各社の代表らによるパフォーマンスが繰り広げられた。 特にスペースシャワーTVや、MTV、MUSIC ON TVが中心となったCATV促進イベント「渋デジ!」が「最もパブリシティがあったイベントとして表彰。3社が一押しのアーティストとして、ギタリストの押尾コータロー氏が登場し、ミニライブが行なわれた。
□J-COMのホームページ (2005年1月31日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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